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【連載】u-heはユーヘーでもウーヒーでもなく『ユーヒー』と読みますよ!vol.28

u-he製品をABC順に紹介している本連載。
今回は順番通りDivaのその5です。

Diva解説はその1でプリセットの選択や編集方法、その2その3で5種類のオシレータ、その4で5種類のフィルターユニットの解説を行ってきました。

今回はパネルの並び順でフィルターセクションの右、エンベロープの解説から始めます。

ENV 1/2

DivaはGUIの上部右、上下2つのエンベロープがあります。

Diva ENV

オシレータやフィルターと同じく、名称をクリックすることでタイプを変更することができます。

3種類のエンベロープモード

それぞれの詳細説明の前に、エンベロープのADSRについてはここでは省略します。
いまいち判らない、ちょっと曖昧という人は以下のリンク先に詳しく図解されているのでご参照ください。

シンセヒーローへの道 Vol.3

ADS
ADS

モノフォニック・ハードウェアのADSタイプのエンベロープをモデルにしていますが、ポリフォニックモードでも使用できます。

Releaseはスイッチでオン/オフ可能で、オンにした場合はDecayとノブを共有します。

VEL(velocity)はADS(R)の値をベロシティに応じて変化させる量を調整します。
KYBD(keyboard follow))ノートナンバーよってADS(R)の値を制御します。高いノートほど短く、低いノートほど長くなります。

ANALOGUE
ANALOGUE

極々一般的なADSRですね。DecayとReleaseを個別に調整したい場合にはこちらを使用します。

DIGITAL
Digital

こちらも一般的なADSRですが、QとCのボタンが追加されています。

Q (quantize):Alpha Juno, Matrix 1000のように、エンベロープをクオンタイズしてシグナルをステップ化します。
C (curve) :ADSRの境目にカーブを与え、次のセクションへの移行を穏やかにします。

LFO 1/2

GUI下段はLower Panelsと呼びます。

Lower Panels

Lower Panelsは更にMAIN、MODIFICATIONS、TRIMMERS、SCOPE、PATCHESの5ページに分かれています。

まずはMAINページ左からLFO。

LFO 1/2

縦2段に2つのLFOがありENV1はビブラート、ENV2は様々なモジュレーションソースとして使用できます。
2つのLFOは持っている機能は同じで、以下の通りです。

[Waveform]
LFOで使用する波形を選択します。

sine:サイン波
triangle:三角波
saw up:のこぎり波(上昇)
saw down:のこぎり波(下降)
sqr hi-lo:矩形波(ポジティブ側から開始)
sqr lo-hi:矩形波(ネガティブ側から開始)
rand hold:ランダム(次の値にジャンプしてステップシーケンスのように動作)
rand glide:(次の値にグライドして滑らかに動作)

[Restart]
LFOをリスタートさせるタイミングを選択します。

sync:リスタートしません。
gate:新たにノートが入力されるたびにLFOをリスタートします。
single:syncとほぼ同じですが、すべてのノートのリリース後のみリスタートします。
random:ノート入力毎にランダムにリスタートします。

[Phase]
リスタート時に選択中の波形の開始位置を設定します。ランダムが使用されている場合は無効です。

[Delay]
LFOの効果をフェードインさせる時間を設定します。設定範囲は最大20秒。

[Rate]
syncで選択した値を基準にLFO速度を調整します。

[Sync]
シンクスピードを選択します。0.1秒、1秒、10秒のほか、8/1から1/64までのテンポシンク。

[Rate Mod]
ノブ右のメニューでモジュレーションソースを選択し、ノブでソースを操作した時のRateの変動範囲を設定する。

例)モジュレーションホイールに割り当てて、モジュレーションホイールを操作するとLFOスピードが変化するように設定するなど

[Depth Mod]
ノブ右のメニューで選択したモジュレーションソースで、LFO効果を適用する量を調整する。デフォルトではモジュレーションホイールに割り当たっています。

[Polarity]
LFOの極性を変更します。
クリックして有効にした場合、どの波形を使用している場合にもポジティブ側のみ使用し、ネガティブ側の値を出力しません。

ポジティブ/ネガティブのイメージが曖昧という人はBazilleその4の記事内の画像を見てもらうとそれとなく伝わるかと思います。

TUNING / AMPLIFIER|PAN

まずはTuning。

ここではDiva全体に係わるグローバルなセッティングを行います。

Tuning

Vibrato:LFO 1でビブラートを掛ける場合のマスターとして機能します。このノブが上がっていないとLFO 1を操作してもビブラートが掛からないので注意が必要です。
Glide:グライド/ポルタメントのスピードを設定します。
Glide2:Dual VCOとTriple VCO使用時のVCO 2/3のポルタメントスピードを設定します。
Range:ポルタメントの強さを設定します。左に振り切っている場合、Glide 1/2の値は無視してポルタメントが掛からなくなります。
Glide Mode:2つのモードから選択します。Time:グライドの速度は一定。Rate:グライドさせる音程差が大きいほどグライドタイムが長くなる。
File:セント単位のファインチューンを行います。
Transpose:セミトーン単位のトランスポーズを行います。最大+/-24セミトーン
Up/Down:上下独立してピッチベンド幅を調整します。最大24セミトーン
Microtuning:Divaは.tunファイルの読み込みに対応しています。以下のディレクトリに.tunファイルを移動後、Microtuningメニューから選択します。
WIN …\Diva.data\Tunefiles
MAC MacHD/ライブラリ/Application Support/u-he/Tunefiles/ (u-he全製品共通)
読み込んだMicrotuningを使用する場合はボタンをクリックして有効にします。

続いてAMPLIFIER/PAN。

ここでサウンドのボリュームとパンニングに係わるセッティングを行います。

AMPLIFIER|PAN

Volume/Pan:ボリュームとパンを調整します。
Vol Mod/Pan Mod:各ノブ隣りのメニューでモジュレーションを掛けるソースを選択し、ノブでモジュレーション量を設定します。
画像ではモジュレーションホイールでボリュームを、LFO2の値でパンが操作されるように設定しています。
VCA:ボリュームをコントロールするソースを選択します。画像ではENV1の値でボリュームが変化するように設定しています。

Divaに興味を持ってくれた方は製品ページからデモバージョンをダウンロード/インストールして試してみてください。

Divaその6ではMAINページの残りの機能解説から続けて紹介します。

それではまた次回!

Diva

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