u-he製品を順番に紹介していく本連載。
2回目から今回までにいきなりずいぶん時間があいてしまってあわや連載打ち切りの危機でしたが、前回終わりの予告通り今回はDiva紹介その1です。
Divaのコンセプトは『The Spirit of Analogue』。
そのアナログ魂っぷりはDivaの至るところに表れていますが、u-he製品紹介記事のコンセプトは『まずは触れてみてください』なので、Diva紹介その1もプリセットの操作について案内したいと思います。
…と思ったら、そこは簡易選択のメニュー。
Divaはこのような見た目のソフトシンセです。
今後詳しく紹介していきますが、見た目については選択しているオシレータや機能によって変わります。
大まかに上下二分割で考えるタイプですね。
今回はプリセットについてですが、画面上部中央にいかにもプリセットな部分があります。
中央に現在のプリセット名称が表示されていて、この部分をクリックするとプルダウンメニューでプリセットを指定することができます。
左右の半円のボタンでプリセットの順送り/逆送りです。
いかにもそのままな機能で説明不要と言わんばかりですが、プルダウンメニューを見てみると、選択できるプリセットが少し寂しい気がします。
なぜかというと、画面上部中央で選択できるプリセットは、現在選択されているバンクの中身のみの簡易選択だからなのです。
Divaの場合バンクの選択などは画面中央下のサブメニュー切り替えボタンから、Patchesをクリックして機能を表示します。
すると、上半分がプリセット(パッチ)選択、左下にバンクの選択メニューが表示されます。
バンクといえば、8 TEMPLATESを開いてみると、Divaのアナログ魂っぷりの片鱗が…。
このプリセット名称を見て何らかの反応をした人には特に、Diva製品ページからデモバージョンのダウンロードを強く、それはもう強くおすすめしたいです。
https://dirigent.jp/product/u-he/diva/
そして、右下には他のu-heシンセサイザーと同様に、パッチインフォメーションが表示されるので、選択したプリセットにどんな機能が割り当てられているか、パッチ制作者からのコメントなどが確認できます。
Patchesメニューを開いている場合にもチューニングやボリューム/パン、アルペジエイターなどのグローバルなメニューはMainと同じものが表示されるので、選択したプリセットをパパッといじってみてイメージを確認しつつ、サウンドそのものの設定はMain他それぞれのページで行なうという流れですね。
オリジナルのパッチをセーブする場合、画面左上のDivaロゴ左のSaveボタンをクリックします。
表示されるポップアップメニューで、パッチの名称や作成者、コメントなどを入力してApplyをクリックして保存します。
パッチは現在選択されているバンクに追加されるので、必要に応じてUserなどの名称上で右クリック(Macintoshの場合はcontrol+クリック)でCreate new folderをクリックしてバンクを作成し、そのフォルダを選択した状態でセーブを行なってください。
各機能の詳細についてはDiva紹介記事2回目から解説します。
今回はこの辺で。
次回はHiveを紹介予定です。