Spireが先日バージョン1.1.13へアップデートされました。
マイナーアップデートながら、興味深い機能追加がありましたので、今回は本アップデートのポイントを紹介しましょう。
1:メニューにポリフォニック設定が少ないボイス数の際に発生するデジタルクリックを取り除くための設定メニューとして“ Click Removal ”を追加。
2:オシレータモードに波形のフォルマントのシミュレートが行える“ Vowelモード ”を追加。
バウエル(母音)サウンドのシミュレーションモードです。
シンセをしゃべらせるような効果を作り出したい時にこのモードは非常に有効です。
3:フィルタータイプに“ Shaper ”を追加。
独特のサチュレーション効果が得られるフィルタータイプです。
Cut 1, Cut 2 のノブを動かすと、カットオフ値が0から500ではローパスフィルターとして、501から1000ではハイパスフィルターとしてカットオフ周波数を変化させることができます。
4:コーラスエフェクトにJ8モードを追加。
コーラスエフェクトは、01がフランジャーエフェクト、02から06が密度の異なるコーラスエフェクト、そしてJ8はハードシンセのJP8000のコーラスサウンドと同様の効果を得られるエフェクトを選択可能になりました。
まだ試されていない方はせひ最新版をダウンロードしてアップデートされた機能を体験してみてください。
- Mac版:バージョン1.1.13(VST/AU/AAX 32/64bit)
- Windows版:バージョン1.1.13(VST/AAX 32/64bit)
- 日本語PDFマニュアル