今回はパッド音色のチョイ足しエディット編です。
実際のアレンジ例と共に紹介したいと思います。
Factory 98番の「Unity」にチョイ足し
今回チョイスした「Unity」のように派手目なサウンドのパッド系音色は、音の立ち上がりがゆっくりで、余韻が長いものが多く、白玉コードなどで使用するには良いのですが、リズミックなコードリフは演奏し辛い傾向があります。
このような音色をアタックの速いシンセヒット系にエディットしたい場合には以下のような流れでエディットしていきます。
1:ENV1、ENV3のアタックタイムを最速に設定します
2:REVのdry/wetバランスを調整して、リバーブのかかり具合を控えめにします
3:DELのwideとdry/wetを調整して、ディレイ効果を適宜加えます
あくまでもチョイ足しエディットなので、曲調によっては細部の調整が必要になりますが、パッド系音色からアタックの速いヒット系にエディットする場合にはこのようなプロセスでエディットしてみると良いでしょう。
また、実際に曲中でアレンジしていて、白玉コードとコードリフを同じ音色で演奏させたいこともありますが、白玉コードのトラックとは別に上記の手順でエディットした音色を割り当てたコードリフ用のトラックを作成しておくとスムースにフレーズを作り分けることができます。
<!– <デモサウンドについて>
※ フレーズを分かりやすくするために、キックの4つ打ちを加えています。
※ フレーズを分かりやすくするために、キックの4つ打ちを加えています。
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サンプル:Before(プリセットを未エディットの状態で演奏した白玉コードトラック)
サンプル:After(チョイ足しエディット後のコードリフトラック)
サンプル:Demo(2つのトラックを同時に演奏した状態)
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