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【連載】Sugar Bytes幕の内連載その22

Sugar Bytes製品を順番に紹介してきた本連載。
前回でこれまでのSugar Bytes製品の集大成とも言えるような、ウォブルサウンド生成マッシーン、Cyclopの紹介を終了しました。

今回からは、現時点でのSugar Bytesプラグインの最新作、Obscuriumを紹介します。

Obscuriumが何か?というとですね、『ステップシーケンスの凄いのがついた何か凄いシンセ』といった感じで、一言で表すならば、正に『何か凄い』んです。

そういったわけで、今回からObscuriumの紹介のような解説のような、そんな連載を開始します。

The Motion Sequencer
(ザ・モーション・シーケンサー)

Obscuriumはこのような見た目のソフトウェアです。

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もはやシンセサイザーだと言われなければ何のソフトなのかパッと見では判らないですね。

どこから説明を開始したものか悩むところですが、おそらく多くの人の目が初めに向くだろう部分。

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ここがObscuriumの核心のひとつ、ステップシーケンサーです。
この部分をObscuriumではThe Motion Sequencer(ザ・モーション・シーケンサー)と言います。

いや、モーションシーケンサーは最大32ステップ、A/B2つの設定を行なうことができて、更にそのA/Bのシーケンス間をモーフィングすることもできます。

モーションシーケンサーの見方や考え方が微妙に変わっていて、少し馴れが必要かも知れないですが、画面右側にあるFlexible Parametersと組み合わせて設定します。

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この画像ではMODが選択されているところで、モーションシーケンサーの画像で点に丸い囲みがついているのが見えると思いますが、Flexible Parameters(フレキシブル・パラメータ)で選択した項目の点は囲みがついてすぐに見分けが着くようになっています。

パラメータの名称部分の色と各点は同じ色分けがされていて、各項目のシーケンス設定を一覧表示しているのでObscuriumのステップシーケンサーは見た目が賑やかなんですね。

パラメータの名称部分の操作はすべて共通です。

試しにCutoffを抜き出して説明します。

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名称左側の三角ボタンをオフにすると、そのパラメータはバイパスされます。
名称右端の三角ボタンをオフにすると、Shift Fader(後日解説)からの影響を無視します。

名称すぐ右の棒グラフのような部分をクリックすると、拡張メニューが表示されます。

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エンベロープやLFOの適用量や、シーケンス設定の適用範囲の最小値と最大値を設定します。

名称の背景色がステップシーケンスの設定に従ってレベルメーターのようにピコピコするので、効果が視覚的に判りやすいのと、賑やかなので何か良いです。

何しろ音が見えるシーケンサーですから!

ステップシーケンサーの設定をする際に、Flexible Parametersで選択している項目によって背景のグラフィックが変わって、どのような効果になるのかが直感的に分かるようになっています。

試しにいくつか抜き出して見てみます。

NOISE

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シーケンサーの下から上に向かうにつれてノイズがファッサーと増えて行くのが判ります。

WAVE

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最下部が矩形波、上に行くにつれてノコギリ波にモーフィングしていくのが判ります。

TYPE

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TYPEはフィルタータイプを選択します。下1/3がローパス、中央1/3がバンドパス、上1/3がハイパスフィルターですね。

このような感じで、それぞれのパラメータがそれぞれに特化した背景に変化します。

ステップシーケンサーといえばステップ数やループ範囲指定がつきものですが、Obscuriumの場合はステップシーケンサー直下にスライダーがあります。

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2本のスライダーのうち上のスライダーでステップシーケンスのループ範囲を設定します。

画像では左右に振り切っているそれぞれのブロックをそれぞれドラッグして開始ポイントと終了ポイントを選択します。

下のスライダーは更に下にあるThe Trigger Sequencer(トリガー・シーケンサー)のループ範囲を設定します。

トリガーシーケンサーは一般的なステップシーケンサーでいうところのゲートのようなもので、AMP ENVとMODSのエンベロープと組み合わせて使用します。

詳しくは後日AMP ENVの解説時に紹介します。

Obscuriumは考え方が少し変わったシンセサイザーですが、使いこなすととても面白くて戦力の高いソフトウェアなので、できるだけ判りやすくお伝えできるようにしようと思いつつ、暫くObscurium解説が続く予定です。

といったところでまた次回。
お楽しみに!!