(2014/10/14)
最近ではそれ自体は珍しい機能ではなくなってきましたが、BITWIG STUDIOで扱うすべてのデバイスにはマクロ機能が搭載されています。
むしろ『BITWIG STUDIOで使用するすべてのデバイスでマクロが使用できる』と言えます。
冒頭からややこしいですが、今回はそもそもマクロって何?というところから始めてみようと思います。
本題に入る前にイベント告知のコーナー!
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マクロって何??
『マクロ』と聞いてイメージする内容は人によってずいぶん違うと思います。
実際検索サイトでマクロと検索してみるとExcelのテクニックのページが多数表示される勢いなので、一般的なイメージではExcelのマクロが有名ということですね。
ではBITWIGなどの音楽ソフトでいうマクロって何?というと、Excelのマクロと同じようなもので考え方が少しだけ違います。
Excelのマクロは平たく言えば『複数の操作を記録して、あとで実行できるようにするもの』と言えると思います。
これに対してBITWIG STUDIOなどのマクロは『1度の操作で複数の値を操作できるようにするもの』と言えます。
やることは同じなのでここは特に覚えなくても問題ないです。
マクロを使ってみよう
BITWIG STUDIOでデバイスをロードすると、デバイス名称の下に三角を2つ組み合わせたようなボタンが表示されます。(画像赤枠)
これはShow/Hide Presets & Macrosというもので、マクロパネル呼び出す時に使用します。
クリックするとデバイスの領域が拡張され、マクロパネルが表示されます。
マクロパネルはプリセット選択領域と8つのノブで構成されたシンプルなもので、ひとつのデバイスに対して8つのマクロを設定可能です。
使用方法もとてもシンプルです。
まず8つのマクロのうちどのマクロを使用するかを決めます。(どれでも構いません)
決めたらそのノブの上に表示されている丸と矢印の記号のようなもの(モジュレーション・ルーティング・ボタン)をクリックします。
すると、モジュレーション・ルーティング・ボタンが青く点滅してマクロ設定準備状態になります。
設定可能な機能(画像ではRESONATOR BANKの各ノブ)の値部分と枠も青く表示されます。
この状態で、マクロで操作したいノブを操作したい分だけ動かします。
注意点というか考え方として、12時方向にノブが設定されているところから3時方向に動かしたとすると、マクロのノブを0から10にするうちに設定したノブは12時から3時まで動くというのを覚えておく必要があります。
また、12時方向から9時方向に設定した場合は、マクロノブを左から右に操作すると設定したノブは中央から左に動くことになります。
言葉では判りづらいので動画をチェックしてみてください。
設定が終わったらモジュレーション・ルーティング・ボタンをクリックして消灯しておいてください。
消灯しておかないと、操作したそばからラーニングしてしまうので。
マクロはライブパフォーマンスの表現の幅を増やしてくれたり、複雑なオートメーションをペンで書くよりも直感的に操作できるなど、利点がたくさんあります。
操作もとても簡単なので活用しつつ良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!