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【連載】BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!【29】

(2014/10/21)

現在のBITWIG STUDIOのバージョンは2014年10月21日の時点で1.0.15が最新です。

以前ベータバージョン1.1がリリースされた際にサラッと取り上げたことがありますが、その時に『1.0登録ユーザー全員に公開されている』と勘違いして書いてしまいました。

後日一部のユーザーに限定公開されていたというのが発覚して、なんと私大胆にウソを書いてしまうという大失態。申し訳ありません!

といったわけで、あおるだけあおって試せないという状況を作ってしまったこともあって、BITWIG STUDIOベータ1.1に関する情報を知りたいというお問い合わせをいただきます。

そこで今回は主にベータ1.1で追加される機能についてお送りしたいと思います。
マルチティンバー対応とオーディオパラアウト対応については以前の記事も合わせてご参照ください。

【関連記事】
■ 発売前リポート/連載もくじ:BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!
■ 製品詳細ページ:BITWIG STUDIO

Multiband FX-3

BITWIG STUDIOは何かと何かを組み合わせることで面白い効果を発揮するものが多いという印象があります。

Containersはまさにそのような組み合わせてなんぼな機能の集まりですが、その中にMultiband FX-2というものがあります。

Multiband FX-2

設定したバンド(周波数)で区切ってそれより上(HIGH)の音と下(LOW)の音に個別のエフェクトを掛けることができるデバイスで、使用方法はLOWとHIGHの枠内に任意のエフェクトをドラッグ&ドロップで登録し、BANDSの数値を上下ドラッグで設定するだけです。

BITWIG STUDIO 1.1では更にバンドを3つに区切ることができるMultiband FX-3が追加されます。

Multiband FX-3

使用方法はMultiband FX-2と同じですが、もう少し厳密に周波数を区切ることができます。

例えばドラムのサウンドのシンバルの音にだけディレイを掛けたい、バスドラ等の低音部分にはうっすらとディストーションを掛けておきたいというようなシチュエーションがあったとして、FX-2では掛けたくない部分にまでエフェクトが作用してしまいますが、FX-3では思い通りのポイントにのみエフェクトを掛けることができます。

Note MOD Device

Note MOD Device

これはなんというか…サイドチェインのようなルーターのようななんとも不思議なデバイスです。

Device Note Inputと表示されているプルダウンメニューを開くとソング内で作成されているすべてのトラックが表示されるので、ソースを選択します。

次にそのソースの何で何をコントロールするか決めます。

文章だとややこしいですが、例えばAというトラックにNote MODをインサートして、Bというトラックをソースに選んだとします。

すると、BというトラックのPANの情報でフィルターのカットオフを制御したり、コーラスのミックスバランスを変化させたりというようなこともできるようになります。

少し弄ってみた動画を見てみてください。

ハットがチキチキ言ってるトラックとバスドラがズンズンしてるトラックを使って、バスドラのエンベロープ信号でフランジャーのミックスバランスを変えたり(バスドラが鳴っている間だけハットにフランジャーが掛かる)、ハットのトラックのベロシティの値でフランジャーのミックスバランスを変えたりしてみました。

オートメーションを描けばいくらでもできる機能ですが、リアルタイムに演奏する場合にはこの上なく強力な武器にすることもできそうです。

他の多くのデバイスにも言えることですが、BITWIG STUDIOにはアイディア次第でいくらでも面白いことができそうなデバイスがたくさん入っています。

BITWIG STUDIOが音楽制作ツールなのはもちろんですが、このようなデバイスを使ってサウンドを弄り回して遊ぶのも楽しいものですし、遊びの中から良いアイディアが飛び出してくるというのも良くあることですね。

バージョン1.1が正式にリリースされたら、いろんな使い方を試してみつつ良い感じに音楽制作を楽しんでください!

次回もベータバージョン1.1についてお送りする予定ですが、BITWIG STUDIOに興味をお持ちの方、ご検討中の方はひとまずデモバージョンをインストールして遊んでみてください!

それではまた次回!!