来週28日にリリース予定のBITWIG STUDIO2。
本連載ではベータバージョンをチェックしながら新機能を触りだけ新機能を紹介しています。
BITWIG STUDIO 2に興味を持ってくれている人はこれまでの発売前リポートも合わせてご覧ください。
BITWIG STUDIO 2 発売前リポート1
BITWIG STUDIO 2 発売前リポート2
BITWIG STUDIO 2 発売前リポート3
BITWIG STUDIO 2 発売前リポート4
今回はデバイスのコントロールに関する部分のアップデート機能を紹介します。
デバイスのリモートコントロール
何かデバイスを開いてBITWIG STUDIO 2 発売前リポート1で紹介したShow Modulatorsのアイコンのすぐ上をみると、Show Remote Controlsというアイコンがあります。
これはBITWIG STUDIO 1ではShow Device Macrosという機能が表示されていた場所です。
マクロはひとつのノブで複数のノブを一括コントロールできる便利機能で、ひとつのデバイスにつき8系統まで使用可能でしたが、BITWIG STUDIO 2では新たにRemote Controlsというページが開くように変更されました。
Remote Controlはデバイスのノブやボタンなどを1ページ8種類まで設定可能で、自由にページを追加して切り替えて表示、コントロールを行うことができます。
BITWIG STUDIO 2に標準搭載されているデバイスは予めコントロールページが設定されています。
試しにPolysynthのRemote Controlsメニューのページ編集を見てみます。
オシレータやフィルター、エンベロープなどのページが8種類作成されていますね。
Remote ControlsはBITWIG STUDIO 2標準デバイスだけでなく、もちろん3rdパーティ製プラグインでも設定/使用できます。
試しにRobPapen Predator2をロードしてRemote Controlsメニューを開いてみました。
もちろん何も設定されていない状態ですね。
上部の『No Page』と表示されている箇所の右、工具のマークをクリックするとRemote Controls Editorというメニューが開きます。
Preset PagesとDevice Pagesの2種類のページがあるのが見えますね。
Remote Controlsで行った設定は、現在のプリセットのみで使用するのか、そのデバイス(上の例ではPredator2)全体で適用するのかによって、設定する場所が変わるという具合です。
Device Pagesで一度リモートコントロールを設定してセーブしてしまえば、同じプロジェクトでも別のプロジェクトでも、そのデバイスをロードするとリモートコントロールが割り当たった状態で起動するようになるのでとても便利です!
設定の仕方もとても簡単ですが、正式リリース後に仕様変更があると混乱するので、詳細は正式リリース後に紹介します。
ではマクロは廃止されてしまったのか?というと…
Device MacrosのページがRemote Controlsに置き換わっているということは、BITWIG STUDIO 2ではマクロ機能は廃止されてしまったのかというと、Modulatorsの中に含まれています。
BITWIG STUDIO 1のDevice Macrosを開くと8系統のマクロコントロールが表示されましたが、BITWIG STUDIO 2ではひとつずつ追加するならMacro、4系統ならMacro-4というように選んで使用できるようになっています。
これによってひとつのデバイスで使用できるマクロコントロールの制限が解除されたことになります。
ひとつのデバイスでマクロコントロールを8以上使用するというシチュエーションもそうそうないような気もしますが…。
と、いったところで今回はこの辺で。
次回の更新日はBITWIG STUDIO 2リリース予定日です。
諸事情により日本国内でのパケージ販売はもう少し遅れてしまいそうなのですが、2016年12月10日以降にBitwig Studioを購入、登録された方はBITWIG STUDIO 2の発売後、アカウントにBITWIG STUDIO 2のライセンスが自動登録されます。
ディリゲントでは現在通常販売価格41,000円(税別)のところ、BITWIG STUDIO 2発表記念セールとして、数量限定で28,700円(税別)で販売しています。
つまり、今ならBITWIG STUDIO 2が28,700円(税別)です!
BITWIG社の発表ではBITWIG STUDIO 2の販売価格は379 EUR / 399 USD(BITWIG 1は299 EUR / 299 USD)とのことで、国内価格も同じくらいは上がってしまうものと思われます。
いよいよセール限定数も残り少なくなってきました。
BITWIG STUDIOに興味がある人はお早めにご検討ください。
※今日現在BITWIG STUDIO 1ユーザーの方は、BITWIG社ウェブサイトで手続きを行うことで現在開発中のBITWIG STUDIO 2がアカウントに追加され、お試しいただくことが可能です。
ただし、アルファ/ベータバージョンは正式リリース前に有志の方にテストをお願いするという趣旨のものですので、様々なバグやトラブルが発生することがあります。
最悪の場合データの損失やコンピュータに致命的なトラブルが発生する可能性もゼロとは言い切れません。
ご使用の際は自己責任でお願いいたします。