
製品詳細
● オートデュアルモード
Sledge 2.0では、SplitまたはLayerを使用して、同時に2つの異なるサウンドをプレイできるようになりました。 この機能は、Global Functionメニューに新たに追加されたページで設定します。 Splitの場合は一つの鍵盤、Layerの場合は複数の鍵盤を押したまま、新しいサウンドを選択すると、現在のサウンドにそのサウンドが追加され、デュアルモードで演奏できます。このサウンドの組み合わせは、プリセットとして保存が可能です。
● ピッチベンドとサステインペダルの個別設定
新しいGlobalページでは、デュアルモードで演奏される2つのサウンドに対して、個別にピッチベンドとサステインペダルの設定ができるようになっています。例えば、Upperのソロ音色だけにピッチベンドを、Lowerのピアノやドラムループだけにサステインペダルを有効にする、という使い方です。もちろん、UpperとLower両方を有効にすることもできます。
● リバーブ+ディレイの同時使用
2つのエフェクトをミックスする新機能です。ミックスモードでは、リバーブの設定は現在のままで、TimeとLevelのノブはディレイのパラメーターを設定します。
● サンプルプレーヤー
内蔵の60MBフラッシュメモリーにサンプリング音をロードして、OSC1の波形として使用できるようになりました。フィルターやエンベロープ、エフェクトなどの設定は通常の波形と同じです。
● 専用サンプリング音源エディターソフト 「Spectre」
サンプリング音やその各種設定(キーボードレンジ、チューニング等)は、専用エディターソフトSpectreを使用して、コンピューターからUSB経由で本体メモリーに転送されます。
● 同時発音数の拡張
同時発音数が24ボイスに拡張されました。この24ボイスは、シンセサイズされた音色とサンプリング音を含みます。
最新のWaldorfのモデリング技術を採用
StudiologicのシンセサイザーSledge(スレッジ)はWaldorfのモデリング技術であるデジタル・シグナル・プロセッサを採用した直感的なユーザー・インターフェイスが特徴的です。マニュアルを読んだり、メニュー構造を理解しなくても、サウンドをクリエイトすることができます。鍵盤は高品質、5オクターブのFatar製TP/9S Synthersizer 鍵盤を採用。

優れたユーザー・インターフェイス
シンセサイザー・フリークにとって優れた楽器であるか否かを決めるのは、サウンド・エンジンとユーザー・インターフェイスのバランスです。Sledgeを見て一目瞭然なのは、コントロールがサウンド・エンジンに直接作用しているという点です。フロント・パネルのノブやスイッチを触っていただければ、Studiologicのエンジニアが何十年もの間エレクトロニック・キーボードの制作で培ってきた細部へのこだわりがすぐに見て取れることでしょう。シンセサイザー・モジュールの理にかなった設定が行われており、また従来のアナログ・シンセサイザーの信号の流れを反映した構造になっていることもお分かりいただけるでしょう。

デジタル・シグナル・プロセッサを採用
しかし、本当の意味でシンセサイザーの善し悪しを決めるのは搭載するサウンドです。幸いなことに、Waldorf MusicのスタッフたちはSledgeの核心部において彼らの経験とノウハウを惜しみなく共有してくれました。これにより、Studiologicは最新のWaldorfのモデリング技術のデジタル・シグナル・プロセッサをSledgeに採用することができ、あなたのスタジオで十分な力を発揮するキーボードが完成しました。機能が数多く搭載されていますので、あなたが今までずっと欲しいと思っていた豊かなアナログ・パッドを作成することが可能です。また、従来のアナログ・シンセサイザーの波形の他に、多くのデジタル・シンセサイザーの源であるPPG Waveを完備しています。

バラエティに富んだサウンドの制作が可能に
3つの強力なオシレータやノイズ・ジェネレータで作られた音が、24/12dbを切替可能なスロープ付きマルチモード・フィルタを通ってミックスされます。非常に明確なWaldorfのフィルタ・アルゴリズムは、スムーズなものから荒いもの、また太いものから明確なもの、ピュアなHifiから重圧なサウンドまで、広くバラエティに富んだサウンドを可能にしています。超高速で、正確なエンベロープ・ジェネレータは、迫力あるパンチの効いたサウンドが得意です。Sledgeには2つのLFOと1つの追加ホイールLFOがあり、膨大かつ分かりやすいモジュレーション機能が搭載されています。また、2つの内蔵エフェクト・ユニットはChorus、Phaser、Flanger、リッチなReverb、アナログ・スタイルのディレイなどの洗練されたシンセサイザー・エフェクトを実現しています。

シンプルで使いやすいパラメータ
従来のアナログ・シンセサイザーの操作に慣れている方であれば、マニュアルを読むのに貴重な時間を費やす必要はありません。ノブやプッシュ・ボタンには複数の機能があるわけではありません。全てのパラメータは、人間工学に基づいて配置されており、簡単に手元ですぐに操作できるようになっています。これにより、サウンド・デザインを楽しく行うことができ、あなたが今まで失っていた純粋な音楽を作る楽しさを取り戻すことができるでしょう。
仕様
Sledge 製品仕様
- 高品質、5オクターブのFatar製TP/9S Synthersizer 鍵盤
- モノフォニック・アフタータッチ機構搭載
- 32ポット
- 3つのチキンヘッド・ノブ(7ポジション)
- 1個のプッシュ機能付きのロータリー・エンコーダ
- 2 x 16桁のバックライトLCD
- 高品質なピッチとモッド・ホイール
- 最大256サウンド
- 数値キーパッドによる素早く効率的なサウンド選択
- ボイス毎の2つの高速LFOで、スピードとデプスをそれぞれ調節可能
- モジュレーションホイール用の1つの追加モジュレーション・ルーティングで、スピードとデプスをそれぞれ調節可能
– 波形:ノコギリ波、短形波、三角波、サイン波、サンプル&ホールド
– デスティネーション:Osc 1、Osc2、Ocs3、PWM / Wave / FM、ボリューム、フィルターカットオフ - 24ボイス・ポリフォニー
- 単一または複数のトリガーを搭載したモノフォニック・モード
- ボイス毎に3つのオシレータ – 64’から1’までのレンジ
– 波形:ノコギリ波、正弦波、三角派、サイン波、パスル(パルス・ウィズ・モジュレーション)
– 66のオリジナルPPGウェーブテーブル を搭載したOscillator 1 - 正弦波と三角波のフリケンシー・モジュレーション
- Oscillator Hardsync (Osc 2 to Osc 3)
- ホワイト・ノイズとピンク・ノイズを選択できるノイズ・ジェネレータ
- オシレータとノイズ用にボリュームとオン/オフ・スイッチが搭載されたミキサー
- マルチモード・フィルタ – スロープ:24 / 12 dB
– ローパス
– ハイパス
– バンドパス
– レゾナンス(セルフオシレーション可能)
– 調節可能なキートラックとドライブ - 2つの高速エンベロープ(フィルタ/アンプ)
- パワフルなアルペジエータ – ラッチ・モード
– MIDIクロックへシンク可能
– 上下方向、オルタネート
– 最大10オクターブまで - 2つの同時エフェクト
– Effect 1:コーラス/フェイザー/フランジャー
– Effect 2:リバーブ/ディレイ - 頑丈で軽量な筐体(10 kg以下)
- マスター・ボリューム・コントロール:電源スイッチ
- ステレオ・ライン出力
- ヘッドフォン出力
- エクスプレッション・ペダル入力
- MIDI IN, MIDI OUT
- USB-MIDIコネクタ
– ホスト・コンピュータOSにより用意された標準のUSB MIDIドライバを使用
– Windows XP以降対応
– Mac OS X 10.6以降対応 - 内蔵電源供給
寸法:970 x 405 x 110 mm(W x D x H)
重量:8.3 kg
価格 | OPEN 市場想定売価 150,000円前後 |
内容物 | 本体、電源コード、日本語版マニュアル、日本語補足マニュアル |
備考 | ※旧バージョンのSledgeでは、ファームウェアをV2.0にアップデートしてサンプリング音源以外の機能を使用できますが、サンプリング音源機能を使用するには、下記のWaldorfホームページで使用料の支払いが必要です。 |
チュートリアル
【連載もくじ】シンセヒーローへの道
弊社取り扱いの、ハード&ソフト・シンセサイザーを使ってシンセサイザーの音作りについてをご紹介する「シンセヒーローへの道」 ≫ 詳しくはこちら
シンセヒーローへの道 Vol.5
ポルタメントを使って、様々なシンセベースの音色を作ってみよう! ≫ 詳しくはこちら
シンセヒーローへの道 Vol.3
細やかな表現が可能!「エンベロープ」とADSR各ツマミの効果。 ≫ 詳しくはこちら
シンセヒーローへの道 Vol.2
LFOとは何者?&ハードウェアシンセサイザーの魅力。 ≫ 詳しくはこちら
製品サポート
UPDATE
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check_circle Sledge OS 2.5 リリースノート
2017年12月7日 -
check_circle Sledge OS 1.3 リリースノート
2013年1月21日