以前、「GrandVJ2 XTがビデオミキサーに!?」というタイトルで、リアルタイム動画を取り込んだVJミックスの動画をご紹介したことがありました。
The Scene【GrandVJ】 Vol.1 ~星乃ちろる~
このレポートでは、イベントの模様を撮影したYoutube動画の紹介がメインでしたが、2015年11月のArKaosチーム来日の際、あるシンガーさんのステージ演出の現場に潜入する事ができましたので、改めて機材セッティングなどを含めた詳細なレポートをお届けいたします!
かをる★さんのワンマンライブをゴージャスに飾れ!
ArKaosチームとともにリハーサル段階からお邪魔したのは、ツイキャス・ニコニコ生放送での活動を中心に、都内・関西にてライブも積極的に行っているソロアーティスト「かをる★」<https://kaworu-official.com/>さんのワンマンライブ会場。
2015年11月14日に、恵比寿のライブハウスCreAto<https://www.creato.bz/>で行った【秋のかをる★祭2015~クローズドヘッドフォン~ 今年のテーマ「生歌は究極のハイレゾだ!」】です。
会場のCreAtoさん、「ハイスペック音楽自由空間」という名の通り、ステージ背面は全面LEDパネル!
ArKaosチームが今度ここでイベントをやろうと言い出すくらいの充実っぷりで、ただのカメラ映像を流すだけでは余りにももったいない設備です。
そのステージで映像演出を担当するのは、映像機材の専門店フジヤエービック Part2<https://www.fujiya-avic.jp/>さんで、カメラや機材ネットワークの構築に関する豊富な知識は、まさにこれぞ専門店という安心感。
GrandVJ2と業務用映像機材の組み合わせについては、我々ディリゲントを凌ぐノウハウを持っています。
フジヤエービックPart2さんがどんな機材を組んだのかというと…
業務用のゴツいカメラ2台をステージ両脇に設置して、GrandVJ2がミックス&切換えを行います。
出力の最終段階にビデオスイッチャーを置いて、トラブル発生時のバックアップ経路を確保しているので、もしPCにビールがこぼれた!みたいな時でも、最悪カメラ映像だけは途切れないようになっていますね。
リアルタイムでの素早い操作が必要なので、GrandVJ2はAKAI APC40MK2<https://akai-pro.jp/apc40mkii/>で操作します。
図でみると大変そうな印象がありますが、実際の様子はこんな感じ。
いわゆる「ライブ会場の後ろの方にいる機材係の人」よりも大分シンプルですよね。
このレベルの映像演出をノートPC1台で処理できるというのは、実は結構すごい事なんです。
このシステムで最も重要なのは、業務用カメラで撮影したリアルタイム画像をPCに入力するための「ビデオキャプチャー」デバイスです。
このイベントでは、TVやPCゲーム動画のキャプチャの定番ブランドSKNETさん<https://www.sknet-web.co.jp>の協力を得て、MonsterX U3.0R<https://www.sknet-web.co.jp/product/mvxu3r/index.html>が、複数台の業務用カメラの映像をPC内のGrandVJ2へと送り込みます。
さぁどんなライブになったのでしょうか?
ライブハウスで、あのシンプルな機材で作っているとは思えないほどの、奥行き感のある大規模な演出になっていますよね。
今回は会場にLEDパネルがあったのでこうなっていますが、通常の舞台だったら、ステージに白い板等を配置して、プロジェクションマッピングを応用した映像投影もできますよ。
他にも、GrandVJシリーズを活用したコンサートやイベントの情報がありましたら、ディリゲントからもどんどん紹介していきますので、お気軽にお知らせください!
ではでは