ディリゲント・オンラインショップの
なんでこんなものが売れてるの?シリーズ vol.11
こんにちは。
アナクロ母さんことWeb Yです。
前回に引き続き、「なんでコレ売れてるの?」を、つぶやくコーナー。
へぇ~って気分になっていただけたら、これ幸い!
今回ご紹介する商品は、2022年3月に満を持して発売となった、ハンガリーに拠点を置くブランド「Inspired Acoustics」の”イマーシブ・リバーブ・ワークステーション”「INSPIRATA(インスピラータ)」♪
うーん。まず、イマーシブ・リバーブ・ワークステーションってのが私にはわからんのよ。
イマーシブ = 没入型…
リバーブ = 残響…
ワークステーション? → 没入型残響ワークステーション。。
それはさておき、こちらの「Inspired Acoustics」を発見し、ディリゲントでの取り扱いを熱望したのは、期待の新人であり、社内唯一の二十代!!フレッシュなNew Staff!その名も「密林」。近頃弊社WEBで連載も始めたんですが、ライタープロフィールがまず気になる。
「ある日頭を強打し救急搬送された後、音楽の世界に目覚めました。よろしくお願いします」
これどう?
しかし、このちょっと変わった「密林」は、とても気配りのできる若者で、毎週金曜日の夕方になると、せっせと事務所内のゴミを集める。ただただ長くディリゲントに居るお局的なWEB Yですが、何を隠そう、今までにこんな新人さん、見た事がなかった!!あっぱれ。
ということで、「密林」に色々聞いてみましょ。
Q1. このブランド(ソフトウェア)に注目したきっかけは?
密林:空間内に音源を配置するようなソフトウェアを元々使用したことがあったので、INSPIRATAを見かけた時には凄く気になっていましたが、実際使用してみると、濃密だけどクリアで、原音を邪魔せずしっかりと鳴ってくれるのがとても好印象で、空間数が多くキャラクターにも困らないので特に非の打ち所がないようなソフトウェアという印象を持ちました。こんなソフトウェアを制作しているブランドが日本でも周知されると良いなと思います。
Q2. 主にどういう方に勧めたいと思いますか?
密林:IRリバーブのソフトウェアを求めている方や空間の表現に困っている方には試していただきたいと思います。空間は左右だけでなく、前後にも存在しているというのが良くわかります。同じような奥行きの調整を他のソフトウェアでしようと思ってもあまりうまくいかない部分でもあると思いますので、是非。
Q3. 他のメーカーのソフトウェアと、どこがどんな風に違うの?
密林:一番の違いは、直感的に操作しやすいところだと思います。
通常のリバーブとはまた少し違ったような使い方も求められるので、本来物凄く扱いが難しいソフトウェアなんだとは思うのですが、断トツでGUIが見やすく、操作するべきパラメーターも自然と分かってくるので、気付いたら何故か使えてる・・・。というような現象が起こります。
INSPIRATAのメインコントロールパネルでの曲線のパラメーターは特徴的で見ていても面白く、あまり他のソフトウェアで見かけない要素です。
Q4. ズバリ「INSPIRATA(インスピラータ)」の一番のおすすめポイントは?
密林:50種類近くもある高品質な空間内を自由にシミュレートできるのはINSPIRATAだけだと思います。このソフトウェア一つでできる表現の幅が広く、一度使ったら手放せなくなりますので、一家に一台あると良いと思います。
密林よ、ありがとう!このソフトウェアにグッと親しみを感じられた気がする。
とはいえ、「やってみたい!なんか面白そう」だけではなかなか、取り扱い製品として導入することは難しく、ブランド力や今後の展望、ブランドスタッフの人柄なども選考基準になる場合が大いにあるのが輸入代理店の悩ましいところ。。
このあたりの事情について、我らがインポートマネージャーであるふかしにも聞いてみましょ♪
Q1. 取り扱いブランド(ソフトウェア)を選出する際のルールはありますか?
ふかし:たまにいるんですよ。「俺たちの製品を扱いたい? まぁ売ってやってもいいけどさぁ」みたいなメーカーさんが。
ディリゲントとしてブランドを選ぶときの絶対条件は、お互いに「一緒にチームを組んで、日本のユーザーに向けてばんばんアピールしていこうね!」という気持ちになれる人たちかどうかです。
短くすると、いいヤツかどうか、が98%です。
Q2. ふかしさんから見た「INSPIRATA(インスピラータ)」の魅力とは何でしょうか?
ふかし:実際の機能や、内部的な処理などはめちゃめちゃ複雑で高度な技術なのに、ユーザーにそれを感じさせない操作性。
この両立が上手くできているソフトウェアはあまり多くないと思います。
仮想空間上で自由に複数の音源を配置できて、しかもリアルタイムに移動できるとか、音楽制作だけでなく業務用の音響処理ソフトウェアとしても画期的ですよ。
Q3. どのような方に勧めたいですか?
ふかし:すでにハリウッド映画の音響チームなどでも導入が進んでいます。日本国内の場合、映画の他にゲームの音響チームさんにもぜひ試していただきたいですね。
Q4.今後の展望を教えてください
ふかし:超ハイエンドなサラウンド音響にも対応した最上位バージョンが近日発売になります。
学術研究の分野などにも応用可能なバージョンですので、そういった分野においてもINSPIRATAが貢献できるよう、しっかりと紹介していきたいです。
また、INSPIRATAの開発元であるENTEL Engineering Research & Consulting Ltd.のCEOであり開発責任者のCsaba Husztyさんは、東京大学で工学博士の学位を取ったという経歴を持っています。
今後いろいろな情勢が落ち着けば、日本に来てもらって、各方面との技術交流であったり、日本ならではのルームコンテンツ制作をしたり、ということを計画しています。
参考記事:藤本健のDTMステーション
ふかし部長、ありがとうございます!なるほど。今後ますます面白い展開になりそうですね!!
もっともっと「INSPIRATA(インスピラータ)」について知りたい方は、「密林」の連載がありますよ!
「INSPIRATA(インスピラータ)」には四つのエディションがあるのですが、こちらの連載では、各エディションの機能比較なども分かりやすく解説しています!ご興味のある方はぜひぜひご覧ください。
また、不思議な売れ筋商品があったら紹介します~