前回のコラムを書いた直後にWave DNA(LiquidMusicの開発元)からメールで”バージョン1.6.1をリリースしたよー。”っていうメッセージを受け取ったのでさっそくアップデート!
今回のバージョンからドラッグ&ドロップでのMIDIエキスポートに対応!これは便利っすね!
詳しくはこちらで!
https://dirigent.jp/support/update/70985/
さて、前回のコラムでお願いした宿題ですが、コードの入力をやって頂けた方はいらっしゃいますか?
お題の”カノン進行”とは、クラシックの“カノン”と同じ進行から命名され、多くのJ-POPのでも使用されています。
感動的な曲とか、力強さを訴えたい曲にぴったりな雰囲気を醸し出してくれます。
そのコード進行ですが、 “| C | G | Am | Em | F | C | F | G | ”です。
聴いてみたら、あぁ~なるほど!聴いたことがある!となるでしょう。
さて、前回の某有名洋楽のコード進行からこのカノン進行にコード進行を変えていきます。
※ヒント:ウェストコーストのロックバンドの代表曲“H C”です。(キャプチャーをよく見てくださいね)
【コード進行をエディットしてみよう】
ハーモニービルダー上部の“Chord Progression Overview”の下にコード進行が並んでいます。
(コードプログレッションとはコード進行の意味です)
対象となる小節番号をクリックするとサジェスターに使用可能なコードのリストが表示されます。
試しに頭のコードをGからCに変更してみましょう。
(サジェストされているコードをクリックするだけでコード進行の変更ができる)
どうですか?次の小節で使えるコードの表示とかも変わりましたよね?
じゃあ次は2小節目をGに変更してみましょう…と思ったらGでしたね。じゃあこのままで。
ってことで3小節目をAmに…..あれ? サジェスターに出てこない?? なんてこった!
J-POPのコード進行には対応していないのか? いやそんなことはありません。
サジェスター・タブから、シーケンサー・タブに移動してみましょう。
(シーケンサー・タブに切り替えると、自分でコードを組み立てて指定できるようになる)
ここではより詳細にコードを指定することができるんです。
上段でルートを選び、中段でタイプ(メジャーorマイナー)を選び、下段で修飾子(テンションとか)を選ぶと完成です。
ここでは、Amを選んでみます。
(コードの変更もクリックするだけ!)
この調子で進めちゃいましょう。次はEm。
お!勝手にマイナーが選ばれる!(試しにFを選んだらメジャーが選ばれました)
この機能、地味だけど素敵です。
さぁ、次のご小節目を選びたいところですが、ハーモニービルダーには横方向のスクロールがありませんね。
この場合は、コードトラック上の対象となる小節をクリックしてください。今回の場合は、5小節目ですね。
そうするとハーモニービルダーの表示も5~8小節目までの表示に変更されます。
(ハーモニービルダーには4小節までしか表示されないので、それ以降は、コードトラックのコード表示をクリック)
残りのコードを入力してしまいましょう。
出来上がったところで鳴らしてみましょう。
どうですか?なんか聴き覚えのある感じしますよね?
ここまでの操作で、一度もMIDIキーボード/コントローラに触れていません。
まだドラムとかベースとかは入っていませんが、ベーシックなバッキングは、実際に弾かなくても作れるのです。