さー、夏休み真っ盛りにお送りする第三回目!
前回、音が出るところまではできましたよね?
前回のコラムでも紹介したように、ブラシでしゅっと描けば簡単にフレーズが作成できます。それをより効果的に使いこなせるように今回は、描いたフレーズをコード進行に合わせてみようかと思います。
【コード進行を当てはめてみよう】
音楽の伴奏を作る上で、コード進行への対応は重要です。
どんなに良いメロディでも伴奏のコードが合っていなければ、音楽を台無しにしてしまいます。
ここで音楽理論について細かく説明することはできませんが、最低限の解説だけは必要なタイミングで挟んで行こうと思います。
各プリセットにはコード進行も同時に含まれています。
しかし、毎回同じコード進行で曲を作るわけにもいかないので、オリジナルのコード進行を当てはめてみましょう。
まず、プリセットを選んでみました。
(この操作は前回やってるので簡単ですよね?イメージに合うパターンを探しましょう)
このプリセットの8小節分を使ってみましょう。コード進行の最初の4小節はC―G―Dm―Fm….です。(コードトラックに表示されています)この時点では、8小節すべては表示されないので画面右下のマイナス・ボタンを押すか、Ctrl+スクロールホィールで拡大表示してみましょう。
コードを変更するには、ハーモニービルダーの“Chords”タブをクリックしてみましょう。
一番無難に何かが起こりそうなプルダウンメニューをクリックすると、コード進行のプリセットが現れます。
(なにやら記号のようなものが並んでいるが、これはコード進行の例)
このプリセットの一番上には、あの有名な曲の名前がありますね….ちょっと選んで見ましょう。
コード進行が変わりましたね!
そして当然ですが、アレンジャー画面にあるハーモニーも変わってます。
(プリセットには、バッキングパターンやボイシングだけでなくコード進行も含まれます)
再生してみると…聞き覚えのあるコード進行が聴こえてきます。
ところで、このリストの下にある“i-ii-iii-ii”とか“-IV-V”っていうのはコード進行を表すもので、キーになる音から数えて何番目をルートにしているかということを意味しています。
※豆知識※
ピアノの白鍵だけを弾くとドレミファソラシドになります。これをポピュラー・ミュージックではCDEFGABCを言います。
これはハ長調(Cメジャー)です。
“i-iV-V”をCメジャーで数えると、iは最初のC、iVは英数字の4なので、4番目のF、Vは5なので5番目のGとなります。
ですから、このコード進行は、C-F-Gということになります。覚えておいてくださいね―。
さて、自分の好きなコード進行を入力する方法に戻りましょう。
コードトラック上のコードネーム、またはハーモニービルダー上のコードをクリックするとそのコードが選択されます。
(コードトラックをクリックするとその小節のコードが選択される)
そして、ハーモニービルダー下のサジェスターがコードをサジェストしてくれます。そしてそこには何やらまたドロップダウンメニューがありますね。
– 使用するコードのバリエーションをフィルタリングできる便利な機能 –
これはこのキーワードに沿ったコードを提案してくれているので、どんなコードを使ったら良いか悩んだ時や、自分の選択肢外のコードを選んでみたい時などに有効です。
その、コードを選ぶには、コードを選択した状態で、サジェスターに表示されているコードをクリックするだけです。
コードを選択すると次に使うコードも変化していくインテリジェンスなサジェスター
ここで、すでに購入された方、体験版をインストールした(しようと思ってる)方に宿題です。
次回までに、この8小節を完成しておいてください。
お題は“カノン進行”です。
簡単なので大丈夫ですよね?
意味がわからない方は、ネットで調べてみてくださーい!
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