(2015/03/18)
今月(2015年3月)初頭日本国内で販売を開始したRobPapen社最新ソフトウェア・シンセサイザー『RAW』。
RobPapen社はこれまでもぶっ飛んだシンセを多数リリースしてきましたが、その中でもRAWは一際ぶっ飛んでいること間違いなしのディストーション・シンセ・サウンドを提供します。
ディストーション・シンセ・サウンドというからには強烈に歪んだサウンドが多数収録され、DubStepを始めとして多くのエレクトロ・ミュージックとの相性も抜群で、聴き手に強烈な印象を残すこと間違いなしです。
そんなRobPapen社最新シンセRAWの強烈さを、今回から数回に渡って紹介して行きたいと思います。
ほぼ1画面で勝負。
RAWのインターフェイスはこのようになっています。
シンセサイザーに詳しい方はパッと見てシンプルな構造なのが判ると思います。
左上部分にインターフェイスの1/4を占めて鎮座するOSC1とOSC2がRAWのサウンドの大枠を決めるオシレータで、6オシレータのBLUE LEやBLUE2と比べると潔さすら感じますね。
最近のプラグインシンセは機能が増えに増えて、必要な機能がどこにあるのか判らないということも珍しくないですが、RAWはほぼこの1画面でサウンドメイク可能です。
一部表示する機能を切り替えて使用する部分はありますが、頻繁にアクセスする機能はいつでもアクセス可能で直感的に操作可能です。
もっと簡単にしても良い。
RobPapen製シンセの特徴とも言えますが、RAWにもEASYモードが装備されています。
ほぼ1画面でサウンドメイク可能なシンプル構造を、更に細かい部分を省いて『これだけいじっておけば良い音できちゃいますからっ!』という機能を絞って表示するモードです。
シンセを良く判らないという人もプリセットを選んでEASYモードで適当にグリグリしてみるとサウンドが激変して面白いと思います。
ぶっ飛んだサウンドを求めている人、耳が切れるんじゃないか!?っていうくらいエッジの立ったサウンドが欲しいという人は是非製品ページからデモバージョンを試してみてください。
RAWは他のRobPapenシンセと同じようにバンクを切り替えてそのバンクの中のプリセットを選択しますが、初めの『01 Introduction』バンクには初っ端からかなりキレッキレのサウンドが詰まっているので、KOされないように心の準備をしてからサウンドチェックしてくださいね♪
といったところで、次回からRAWの特徴的な機能を紹介して行きたいと思います。
お楽しみに!
- 次回記事:
- オシレータ概要紹介。サウンドに変化をつける!