(2014/3/20)
PI L SQUARED(以下πλ²)のファームウェア2.0が公開されました。
今回のアップデートの目玉は、何といってもドラム・サウンドが追加されたことでしょう!
πλ²の開発者Markus Medau氏いわく、πλ²からドラム・サウンドを生成することは本当に大変なんだとか。そのため、πλ²からドラム・サウンドを生成できたときは、彼らは本当に興奮したそうです。
まさに、Ploytec社の技術がつまったπλ²のドラム・サウンド。
さっそく体感していただきましょう!
ファームウェア・アップデート方法
πλ²のファームウェア・アップデートに伴い、Ploytec πλ² Editorのアップグレードも行われています。
最新版πλ² Editorは、以下製品ページからダウンロード可能です。
πλ²のファームウェア・アップデートは、πλ² Editorから行います。
※ 2014年3月20日現在の時点で、πλ²のファームウェア・アップデートはWindows版 Ploytec πλ² Editorから行います。
Macintosh版 Ploytec πλ² Editorでも、πλ²のファームウェア・アップデートに対応しましたら、弊社ウェブページにてお知らせいたします。
ファームウェア・アップデート方法
πλ² Editorのダウンロードが完了したら、πλ²とコンピュータに接続した状態で、πλ² Editorを起動します。
すると、今までのπλ² Editorには無かったSettingsというタブが表示されています。
ファームウェア・アップデートは、このSettingsタブから行います。
MIDI OutをPloytec MIDI Cableに設定し、Firmware UpdateがVers.2.0であることを確認します。
この状態で、Update Firmwareをクリックすると、πλ²のファームウェア・アップデートが始まります。
アップデートが終了したら、πλ²タブをクリックします。
これで、ドラム・サウンドを鳴らす下準備は整いました。
πλ²からドラム・サウンドを鳴らすには?
πλ²のプリセットは、プログラム・チェンジ信号で管理されています。そのため、πλ² Editorでプログラム・チェンジを行うと、πλ²のプリセットも変更されます。
しかし、初期設定のプリセットを全て確認してもドラム・サウンドが入っていません!
πλ² Editor1.1(2014年3月20日時点)には、Controller #3 Modeという項目が追加されています。
デフォルトではNormalになっていますが、これをSecond Modeに変更しましょう。すると、プログラム・チェンジ信号が送られていないのに、音色が切り替わります。
Second Modeに設定すると、選択できるWaveform(波形)が異なります。
▼ Waveform 1
▼ bassdrum mode
ここで、明らかにバス・ドラムの音が鳴りそうなbassdrum modeを選択し、πλ²を鳴らしてみると
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念願のバス・ドラムが発音されました!
またおもしろいのが、F3#以上はスネア・ドラムが発音します。
これらを組み合わせると、
[soundcloud url=”https://api.soundcloud.com/tracks/140482859″ params=”color=ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_artwork=true” width=”100%” height=”166″ iframe=”true” /]
バス・ドラムとスネア・ドラムのリズム・パターンも作成できます。
それでは最後にπλ²だけを使って、ファミコンを彷彿とさせるサウンドを作ってみました!
[soundcloud url=”https://api.soundcloud.com/tracks/140482858″ params=”color=ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_artwork=true” width=”100%” height=”166″ iframe=”true” /]
ファミコンを一度でもプレイしたことがある方は、感慨深い音色ではないでしょうか?現代のハイクオリティーゲーム機では味わうことができない、レトロ・サウンドですね!
ファームウェアのアップデートが行われ、ますます表現の幅が広がったπλ²。
強烈なドラム・サウンドをお探しであれば、ぜひπλ²をお試しください!