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コラム:ショパンコンクールのピアノたち!

ほぼ1年ぶりの登場です、こんにちは、たらまです。

先日「第18回ショパン国際ピアノコンクール(XVIII Chopin Competition)」が開催、終了しまして、日本から反田恭平さんが2位、小林愛実さん4位と見事に入賞されて、国内でも大きなニュースになったのは記憶に新しいところですが、使用されたピアノについてつらつらと。

ショパンコンクールでは、演奏者がピアノを選択できるのですが、今回の2021年コンクールでは、以下の4ブランドが公式ピアノとして登場。

  • スタインウェイ
  • ヤマハ
  • カワイ
  • ファツィオリ

今回は、ファツィオリが2010年第16回大会で初登場して以来、悲願の優勝ピアノになりました。

優勝したBRUCE (XIAOYU) LIUさんの演奏はこちら

ちなみに、決勝順位のピアノブランドはこのようになっています。

1位:ファツィオリ
2位:スタインウェイ、カワイ
3位:ファツィオリ
4位:スタインウェイ、スタインウェイ
5位:ファツィオリ
6位:カワイ

「ファツィオリ」の名前を聞いたこともない方もいるかもしれないので、少し説明をば。

ファツィオリは、1971年にパオロ・ファツィオリさんが、グランドピアノ製造のプロジェクトに乗り出し、1978年にベニスから北へ60kmほどの場所にあるサチーレ市の家具工場の一角に、ピアノ製造施設“Fabbricia die Pianoforti Fazioli”(ファツィオリピアノ工房)を作ったのが始まりです。(ファツィオリ・ジャパン社ページより引用

私個人もハービー・ハンコックがコンサートでは、ファツィオリを指名するなどで名前を知っていたのですが、実際にその音に触れる機会はありませんでした。今回のコンクール優勝者が使用されたことで、多くの場所でファツィオリ・サウンドを耳にすることが今後増えそうですね。

さて、なんでそういった話をしているかというと、、ファツィオリ・サウンドを収録した製品がディリゲントにありますよね?

Dexibell

そう、同じイタリアのDexibellのステージピアノやホームピアノシリーズには、「True to Life(T2L)」という素晴らしいサウンドモデリング技術が搭載されていて、収録音源にファツィオリがあります。

T2Lの解説は、Dexibellが誇る超絶技巧デモンストーレーターRalfさんの動画をご覧ください。

ファツィオリ以外にもショパンコンクール で使用されたものと同じブランドや、その他有名ピアノブランドの音源、そして作曲家ショパン本人が実際に使用していた「プレイエル」という1850年に作られたピアノを博物館から借りてきて録音・収録されたものもあります。

サウンド面だけでなく、鍵盤演奏の重要なところ「鍵盤タッチ」もご安心を世界的なシェアを誇る、同じイタリアの「FATAR」製です。Dexibellを展示しているお店や試奏会などがあれば、是非足を運んでそのサウンドと鍵盤タッチをご堪能いただきたいものです♪

耳寄りな情報

展示店や試奏会にも行きづらい遠方の方、ご自宅の環境でもDexibellのサウンドと鍵盤タッチをお試しになりたい方もいると思います。

そこで、朗報!

レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」さんで、Dexibellステージピアノ2機種のレンタルサービスが始まりました。


DEXIBELL VIVO S9

DEXIBELL VIVO S7 PRO

これで、ご自宅やご自身のスタジオでお試しができますね。サウンドや鍵盤タッチの感触を確かめるだけでなく、実際に設置してみてのサイズ感の確認ができるところが、レンタルの良いところ。

ぜひご利用くださいませ!

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たらま

音楽の"タノシイ"と"オモシロイ"ものを求めて、日々奮闘中。 仕事とプライベートの境が家族でもわからないと言われて、早10数年。