(2014/09/30)
曲を作ろうと思った時、なにから始めるかは人それぞれですよね。
DAWソフトを使用して作曲する場合、楽器を演奏しながらフレーズを考えたり、ループなどの素材を聴きながらアイディアを生み出したり、オーディオをレコーディングしたりバーチャル・インストゥルメントを演奏したり、鉛筆ツールでピコピコしたり。
人によって方法や順番もかなり違いがあると思います。
今回はループ素材を使って作曲を始めようとした時のお話しです。
と、本題に入る前にここでお知らせです。
来る2014年10月19日(日)、宮地楽器 神田店さんで14時から16時の2時間に渡って、BITWIG STUDIO実践セミナーを開催します!
BITWIG STUDIOに興味のある方は是非遊びに来てくださいね!
セミナー詳細はこちら
BITWIG STUDIOに含まれるループ素材(パッケージ)
念のため書いておくと、ループ素材というのは数小節のフレーズを繰り返し使用できるように収録したフレーズ集のようなもので、ループ集として販売されていたり、インターネット上で無償提供されているものですね。
もちろんBITWIG STUDIOにもたくさんのループ素材がインストールされています。
BITWIG STUDIOのループ素材は主にBrowserのSamplesに含まれます。
SamplesのPackagesを開くとパッケージごとに大量のサンプルが見えると思います。
もしパッケージが表示されていない、または極端に少ない場合、無償提供のパッケージがインストールされていない可能性が高いです。
そのような場合、Browser – ConfigurationよりPackage Managerを開き、必要なパッケージのインストールを実行してください。
パッケージ(コンテンツ)のインストールは、インターネットに接続している状態なら専用サーバーからダウンロードをしながら行いますが、回線が不安定な場合やインターネット接続を行わないコンピュータの場合、インストーラーディスクからも可能です。
BITWIG STUDIO無償コンテンツのオフラインインストール方法
ただし、現段階では未定ですが、今後無償提供されるコンテンツが増えた場合はインターネット経由でのインストールが必要になります。
試聴をしよう。そうしよう。
インストールしたパッケージは”Samples”なので、ループのみという訳ではありません。
Drum Machineで使用できるワンショットや、BPM(テンポ)をもたないエフェクティブなフレーズなども含まれます。
BITWIG STUDIOではLoopという括りでメニューを用意していないので、パッケージによってはループ素材のみのものもあれば、ワンショットが大量に含まれるものもあります。
まずは試聴してみてそれぞれのパッケージの特徴を感じとってください。
聴いているだけでワクワクするようなフレーズがたくさん入っていますよ!
サンプルの試聴はBrowser – Samplesの上パネルでパッケージを選択し、下パネルでパッケージに含まれるサンプルを試聴します。
この時、下パネルに表示されるサンプル名称にカーソルを合わせると、名称右にプレイボタンが表示されます。(画像緑枠)
プレイ中は四角のストップボタンに表示が変わるので、停止する場合はストップボタンをクリックします。
たくさんのサンプルを試聴する場合は下パネルの更に下に表示される情報パネルの機能を組み合わせると便利です。
サンプルの波形が表示されている左に並んだアイコンが、それぞれ以下の機能を持っています。
- 画像赤枠:ボリューム/上下にドラッグしてサンプル試聴時の音量を設定します。ダブルクリックで0dbに戻ります。
- 画像青枠:Automatically preview items when selected./サンプル名称をクリック時、自動で再生を開始します。
- 画像黄枠:Synchronize Preview playback to song tempo./サンプルのテンポをプロジェクトのテンポに合わせて再生します。
Automatically preview items when selected.は常にオンにしておきたいくらい便利ですし、Synchronize Preview playback to song tempo.はイメージを膨らませるのにとても役立ちます。
長い8小節や16小節といった長いループを試聴している場合、Synchronize Preview playback to song tempo右の波形の任意の場所をクリックすることで、クリックした場所からの試聴も行えます。
これらの機能を組み合わせることで膨大なループもサクサクと試聴しつつ、良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!