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【連載】BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!【49】

(2015/04/07)

前回Bitwig Studioのシンプルなサンプラーデバイス、その名も『Sampler』でひとつのサンプルを扱う方法についての解説を行いました。

ひとつのサンプルに音階を与えて演奏するというのも面白いものですが、今回はマルチサンプル設定についての解説を行いたいと思います。

複数のサンプルを使用して、C1の鍵盤にはバスドラ、D1の鍵盤にはスネア、F#1にはハットのクローズでA#1にはハットのオープン。

その中でもベロシティの1から30まではアタックの弱いこのサンプルで、ベロシティ31から80まではこのサンプル、81から127はアタックアリアリのこのサンプルだっ!!というような使い方をすると、自分オリジナルのインストゥルメントが作れてしまうというわけですよ。

素敵ですねぇ♪

マルチサンプルの場合はどこにサンプルをロードするか?

まずは前回のおさらいです。

Samplerデバイスでサンプルをロードする場合『Sampler画面内の『Drop sample/multi sample here.』と表示されている場所にブラウザからドラッグ&ドロップしました。

Samplerデバイス

マルチサンプルを1から作成する場合は、このスペース上で右クリック(Macの場合はcontrol+クリック)して表示されるメニューから、『Create new multisample』を選択します。

すると同じ場所がこのように変化します。

Multisampleロード画面

この新たに表示されるパネルのEditというボタンをクリックすると、センター・パネルがSamplerのサンプル追加編集画面(Multisample Editor)に変更されます。

Multisampleエディタ

今までサンプラーに接したことがない、またはもうサンプルが配置された状態のサンプルプレイヤーにしか馴染みのない方にはこの画面を見てもピンとこないかも知れませんが、操作も至ってシンプルなので安心です。

トラッキングしたりしなかったり

前回ひとつのサンプルのみを扱っていたので『Drop sample/multi sample here.』と書かれた場所にドラッグ&ドロップしましたが、今回は複数のサンプルを扱うので、エディタで表示されている鍵盤の下にドロップするのです。

そうすることで、『この鍵盤からこの鍵盤まではこのサンプルを使う』という範囲設定を目で見て判りやすく管理できるのですね。

サンプルはブラウザからドラッグ&ドロップしますが、ドロップする位置の上下で範囲を広めたり狭めたりできます。

サンプルロード時の挙動

上の画像は大体赤枠くらいの場所でドロップした時のサンプルの範囲を比較した画像です。

サンプルをひとつの鍵盤にのみ割り当てる場合は鍵盤の画像に最も近い場所でドロップ、広範囲に設定する場合にはなるべく下でドロップという具合ですよ。

ですので、前回の『ひとつのサンプルをロードして鍵盤に割り振って音階を与える』という状態をマルチサンプルの画面で見るとこのようになるのですね。

マルチサンプルモードでシングルサンプルを表現

サンプル範囲の左右の端をドラッグして調整できるので、馴れるまではとりあえず大体の位置にドロップして微調整すると良いと思います。

前回の記事を読んでもらった方にはもう説明不要だと思いますが、マルチサンプルの場合も各サンプル毎にキートラックやリバース、再生範囲の設定やループなどが設定できます。

ですので、例えばC1にキック、D1からD2までは同じスネアのサンプルにキートラックを設定してちょっとトリッキーなフレーズを作ろう!とかそういうのを試しても面白いです。

ここまでの内容を動画でまとめてみました。

いかがでしょうか。
簡単なシンプルな操作で任意の鍵盤にサンプルを割り当てるという概要は伝わりましたか?

BITWIG STUDIOのSamplerは特別な機能を持っている訳ではなく、どこまでもシンプルで判りやすい作りになっています。

Samplerデバイスでサンプラーの概要を勉強したり練習したりして、機能が足りないと感じてから市販の高機能なソフトウェアサンプラーを導入した方が、きちんと使いこなせたりありがたみが増したりと良いコト尽くめだと思いますので、BITWIG STUDIOユーザーの皆さんの中でこれまでSamplerを使っていなかった、興味がなかったという方はせっかく付属しているデバイスですので、これを機にいじってみつつBITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!

それではまた次回!!