さて、今日からWinter NAMM 2020が始まります。
すでに発表されていたり、リークしている情報もあり、各カテゴリーの機材ともに今年は豊作の予感です。
KR-Imager STRが、GUIの改善(ディスプレイがもっと見やすい)と、64ビットオペレーションに対応し、バージョン2になるようですね。
ディリゲントさんのスタッフも現地に着いたようなので、SNSで色々発信してくれると思います。
何をしたら何ができるのかな?
さて、Rob Papen XY-Transferでできることを探っていきたいと思います。
こういう時によくやるのが、パラメーターを1つずつ動かしてそれが何の役割を果たしているのかチェックすることです。
まず1つのブロックの動作に絞ってチェックしてみましょう。
まず最初に各ブロックの一番上。
ここではそのブロックがどんな働きをするか(フィルター、コム、シェイパー、ルーム、ゲイター)を決めたり、バイパスを設定したりします。
次はフィルターのタイプやその設定を行います。
上で選んだタイプによってパラメーター名が変更されます。
フィルターで説明してみましょう。
フィルターの種類も多く選べるようになっていて、得たいサウンドの傾向によって多くのバリエーション(36タイプ)の中から一番イメージに近いものを選べるようになっています。
フォルマントフィルターなどもあるので、ボーカルにかけても面白いかもしれないですね。選んだフィルターのパラメーターがその右にある8個のノブにアサインされます。
このローパス24dBスロープの場合、
- PRE:
- FREQ:周波数
- Q:中心周波数に対するスロープ
- –
- SPRD:音の広がり?(不明)
- –
- VOL:ボリューム
- MIX:ドライウェットのミックス
MIXを100%でこのノブだけを使用して普通のフィルターとしても使用できます(が、XY-Transferの能力の20%しか使わないことになります)。
XYパッドって?
次にXYパッドがありますが、左側と下部に3つずつノブが並び、XYパッド内をポインターが動くことによって、それぞれのパラメーターが受ける影響度を設定することができます。
このポインターの動きは、フリーハンドで動かすこともできるし、グリッドに沿って動かすことも可能です。パッド内を右クリックすると設定画面が現れ、“Set to ~~”という部分を選ぶと自動的に回転したり、回ったりします。
グリッドのマス数は下部のパラメーターの中にあるSPACE Qで選択可能です。
細かくすると自由度は高まりますが、動きに繊細さを要求されます。
あとで微調整したい場合は、パッドを右クリックして“Set Edit On”を選ぶとポインターの軌跡が表示されるので、そのポイントをドラッグして微調整をすることができます。
その隣にあるPOINTSは、オートメーションで記録する際のポイント数の設定です。レゾリューションみたいな感じかな?
次回は、実際に音がどんな感じで鳴っているかを音をだしながら確認してきましょう。
ではNAMM情報を楽しんでくださ~い。