【連載】Mixcraft 6で音と映像をミックス2 Vol.39!

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(2015/02/13)

Mixcraftを使って、音楽制作の魅力をお伝えしている本連載。

70回を超える長期連載にも関わらず、未だご紹介していないMixcraft 6の機能があることに気付き、前回は自動マーカーについてご紹介いたしました。

この自動マーカーを使用することで、同時に複数のマーカーを打つことが可能です。
また、複数の楽曲を1つにまとめたオーディオ・クリップであれば、無音部分をMixcraftが判断し、その無音部分へマーカーを打つ、無音部分でオーディオ・クリップを切り分けるといったことを、同時に行うことができます。

これまでこの機能に気付いていなかった方は、一度お試しください。

それでは、前回お伝えできなった未紹介の機能をまとめてご紹介いたします。

コントロールサーフェスでMixcraftの各機能をアサイン!

DAWで操作頻度が高い機能といえば、トランスポート部分かと思います。
再生、停止、巻き戻し、早送りなどは、DAWを使用するにあたって、必ず使用する機能です。これら機能をマウスからではなく、コントローラーから行えば、操作スピードはぐっと上がると思います。

このトランスポート部は、DAWによってはコントローラーへアサインが行えないものもありますが、Mixcraftはトランスポート部に限らず、あらゆる機能をコントローラーへアサインすることが可能です。

それには、ミックス / コントロール・サーフェスを選択し、以下の画面を表示します。

コントロール・サーフェス設定画面

このコントロールサーフェスの詳細ウィンドウには、Mixcraftのコマンド一覧が表示されます。

MIDIコントローラーをコンピュータに接続した状態で、「MIDIの自動検知」をクリックしてみましょう。
すると、画面が以下のように変化します。

アサイン可能部分"

コマンド名を選択し、コントローラーを操作することでもアサインは行えますが、青く表示されているMIxcraftの各ボタンやスライダーなどを選択し、コントローラーを操作することでもアサインは完了します。

アサイン後

非常に便利な機能ですので、みなさんご活用ください。

録音タイマー!?

Mixcraftには、録音タイマーなる機能が存在します。
録音停止ボタンを押さずとも、指定した時間が経過すれば、自動的に録音が停止するといった機能です。

ミックス / 録音タイマーを使うをクリックすると、停止時間を設定できます。

録音タイマー設定

停止時間を0.5に設定し録音を開始すると、きっかり30秒後に録音が停止します。
この録音タイマーが必要となる機会はそうそうないかと思いますが、必要とあればこの録音タイマーを思い出してください。

楽曲全体のキーを上下させる!

Mixcraftのオーディオ・クリップには、キーが設定できることはこれまでの記事で何度かご紹介してきました。
そのため、楽曲のオケが完成し、いざボーカル録音となった際、オケのキーを半音下げたい、半音上げたいとなった場合も、Mixcraftならすぐに対応が可能です。

ミックス / 移調するにて、上か下かの選択を行うことで、瞬時に楽曲のキーが半音ずつ変化します。

移調設定

オーディオ・クリップにそれぞれキー設定できることは、Mixcraftの強みのため、この機能は重宝すると思います。

このように、未紹介の機能をまとめてご紹介いたしました。
これら機能の中には、非常に使える機能もありますため、未だ使用したことがない機能があれば、一度お試しください。

それでは!