(2014/12/12)
Mixcraftの魅力をお伝えし続けている本連載。
「Mixcraft 6で音と映像をミックス 1」から数えると、間もなく70回に迫ろうかという長期連載となりました。
その間、Mixcraft 6の魅力の隅から隅までお伝えしてきましたが、先日Mixcraft 7が公開されました!
Mixcraft 6では、何と言っても使いやすさが特長でした。
これまでDAWの操作経験がある方はマニュアルいらずで操作が可能で、初心者の方にはうってつけと言えるスタンダードなDAWが、Mixcraft 6でした。
しかし、Mixcraft 7では操作性はそのままに、かなり大胆なアップデートが施されています。
全てのクリエイターに自信を持っておすすめできるMixcraft 7、日本での発売日は未だ決定しておりませんが、本連載では特別に、何週かに渡ってMixcraft 7の新機能を一足も二足も早くご紹介します。
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パフォーマンス・パネル
まずは、Mixcraft 7の全体画面を見ていただきましょう。
Mixcraft 7では、クリップを基準に楽曲を構成していくという基本的な流れは、Mixcraft 6から変更はありません。
Mixcraft 6と比べると、ダークな色合いになりましたが、「プロジェクト」、「サウンド」、「ミキサー」、「ライブラリー」という4つのタブがあり、トラックがあり、タイムラインがあるという画面構成に変更はありません。
しかし、トラックとタイムラインがあるトラックボディの間に、これまでには明らかになかった何者かが存在しています。
これこそが、Mixcraft 7の新機能として採用されましたパフォーマンス・パネルです。
このパフォーマンス・パネル、弊社取り扱いのMixcraftとは別のDAWにも、似たようなというか、ほぼ同じ機能が搭載されていたり(笑)と、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、初めて見る方も多いかと思いますため、概要をご紹介したいと思います。
このパフォーマンス・パネルには、長方形の枠が並んでいますが、ここにはクリップをセットすることができます。
この状態で、クリップの斜め左上にある再生ボタンをクリックすると、そのクリップに記録されている演奏情報が、延々とループ再生を行います。
また、横軸と縦軸を一塊として捉えることができます。
上の画像で、横軸について見てみましょう。横軸においては、再生できるクリップは1つのみです。
そのため、赤枠で囲まれたクリップが再生している状態で、隣りの青枠のクリップを再生させようとすると、
赤枠のクリップの再生が停止し、青枠のクリップだけ再生します。
反対に、縦軸で考えると、クリップに再生限度などはありません。コンピュータのCPUパワーが許す限り、いくつでもクリップを再生できます。
また、パフォーマンス・パネルの一番上を見ていただくと、「セット1、セット2、セット3、、、」というものが並んでいますね。
例えば、セット1の再生ボタンをクリックすると、セット1の縦軸に並んだクリップを同時に鳴らすことができます。
では、ここまでご紹介した内容を、動画にまとめました。ご覧ください。
このパフォーマンス・パネルだけでも、Mixcraftが大きな進化を遂げていることが分かるかと思います。
しかし、Mixcraft 7の新機能はこれだけではありません。次週も、Mixcraft 7の新機能をご紹介しますので、これまで以上に本連載を楽しみにしておいてください。
それでは!