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Liquid Music でいこう! vol.28

学生は夏休み真っ盛り、社会人の方々はもうそろそろ…ですね。
お休みっていうと“Rest”と捉えがちですが、気持ちを新たに仕事に取り組むには、“Refresh”も必要なんですよね。
レストとリフレッシュをバランスよくとって自分の体と心をリセットすることで何かをする体力も、アイデアを生む閃きも保たれると思います。
涼しい家の中ばかりに籠ってないで、曲や詩のアイデアを探しに出かけてみるのも良いと思いますよー。

【ちょっと直しを入れてみる】

前回のコラムで作った自分では弾けそうもない動きの激しいシンセベースをちょっとモディファイしてみようと思います。
ぱっと聴いた感じでは良い感じに聴こえますが、ちょいちょい直したいところもあるので、Liquid Music上で直すか、MIDIデータとしてDAWに貼り付けてから直すかを確認しながら判断しましょう。

最初に気になったのは8小節パターンで作っているこのベースラインの最後の最後、8小節目の4拍目。
ここがA2の8分音符で終わっていますね。

これと同じコードが4小節目にくるわけですが、ここではこのようになっています。

なんとなくですが、ボクの好み的には、この4小節目の方の譜割りのほうがいいなーと思ったりします。
こういう部分を修正するときは、DAW側に貼り付けてから直した方が好みに早く近づきますし、次のセクションの最初のコードへつながりの良い音を選んだ方がカッコいいですよね。
ということでこことは、放置しましょう(一応メモは残しておきますが、覚えてるはず…)。

【Liquid Musicでの修正は?】

次に5小節目のラインをオクターブ上から始めるように描きなおしてみました。

まぁこの程度の直しはどうってことないんですけどね。
このベースラインがAメロだったとして、Bメロに移行する前になにかしかけを入れたいな、と。
でも、いろいろ考えるの面倒くさいし、ボイシングがあまりにも大きく変わると嫌だなーっていうときは、画面下部にある“Molecule Tools”の右側にある“Beatform Shifter”を使ってみてください。

このボタンを押すと、ボイシングはそのままにフレーズのビートを動かしてくれて、ちょっとした変化を加えるには最適ですよ。

どんな感じで動くかは、動画でお見せしましょう。
こちらの都合で申し訳ないのですが、Liquid Musicで音を鳴らして調整しながらの音を動画撮影して両方を同時に取り込むことができないので、無音での収録になります。近日中に解決しますね!
それでは、“Beatform Shifter”で調整しているところをご覧ください。

フレーズをまるっきり変えるわけではなく、リズムの変化で演出をするとさりげない演出でいいですよね。


Liquid Music

メロディ、コード、スケールを自動生成

福地 智也

Jimmy Nolen、Nile Rodgers等に影響を受け、 Blues, Soul, Funkをこよなく愛す。ギタープレーヤーとして杏里、倖田來未、片瀬那奈、さんみゅ~、楠田亜衣奈等のレコーディング、佐藤康恵のライブに参加、同サポートバンドでは、バンドマスターを務める。ギター 演奏、音楽制作のみならず、楽器、DAWのセミナー、デモンストレーションでは、難しい用語を使わずに、誰にでもわかりやすい内容が評価を受けてい る。 https://www.dopewire.net/