寒さ厳しく引き籠っていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。 この週末は特に寒いようなので、家でこのコラムを実践してみてください。 あと、Liquid Musicの1.6.2がリリースされたので、ぜひアップデートしてくださいね。 ボクもこれを書き終わったらすぐにアップデートします!(書いてる途中にニュースが来たので…)
https://dirigent.jp/tutorial/70990/
【今回はケーススタディで!】
今まで、ベーシックな使い方を紹介しながら進めて来ましたが、今回から数回にわけて“こんなシーンで使ってみた”をテーマにお送りしようかと思います。
今回はギターを中心にしたトラックのイントロに印象的なフレーズを作れないものかな―とLiquid Music先生に相談してみることにしました。 アコギのコードストロークだけのトラックを用意しました。
シンプルな2コードで弾いています。
余談ですが、こういうアコギのストロークをメインにする時は、モノトラック一本よりも同じストロークを二回弾いていわゆる“ダブルトラック”にすると広がりが出ていいですね。
さすがにこれだけだと味気ないし、歌が始まるワクワク感もないので、ちょっとした変化を付けるのにLiquid Musicを使ってみようと思います。
フレーズはシンセのピコピコしたような音で、コード進行もメジャーだし、明るい音色が良いですね。 単音でアルペジエイターみたいな感じにするか、または和音で何かを被せるか…..。 聞いてみないとなんとも想像つかない場合は、実際にやってみましょう。
【アルペジエイター的な役割を】
まずは、アルペジエイターから…。これは先日もやっているので、だいたいはわかりますよね?
ざっと説明しましょう。 コードを合わせてシンプルに作ってみたらこんな感じでした。
ダ◯…いや、ホントにシンプルですね。
さて、ここから少しアイデアを足していきましょう。
まず、このシンプル過ぎるフレーズのどこに手を付けるか?大きく分けると
1.リズムを変えてみる。
2.和音の並びを変えてみる。
3.音色を変えてみる。
が、考えられますね。
画面下部にあるモレキュール・ツールを使っていじってみましょう。
Moreculeとは、“分子”という意味だそうです。
この中の左から二番目にあるグルーブムーバーをでフレーズのリズムに変化を与えてみましょう。
どのフレーズを調整するかを決定するには、リズムトラックで必要な小節を選択してください。
これ、複数の小節が選択できるようになればいいのに。。。
こんな感じで選んでみました。
奇数小節にこれを適用してみましょう。
そして、フレーズの音域とかをいい感じに調整し直してみたらこうなりました。
まぁカッコイイとまでは行きませんが、多少は変化が付きましたね。
ここまで来るのに約10分。
この後、音色やフレーズを見直したりして行けば十分使えるかなーと。
アイデアを0から絞り出さずにLiquid Musicの力をかりて、ここから修正して詰めていけばもっといい感じになると思います。
全体的なバッキングに使うっていう方法と違い、部分的なアイデアをLiquid Musicからもらうっていう方法もありだと思います。
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