急に気温が下がりましたね
寒すぎて朝にギターを弾く時、指がうまく動かなくなるような日も出てくるようになりました。
いきなりMAXで動かすよりも少しは準備運動をしてから演奏するようにした方が良さそうです。
ギターだけでなく、その他の楽器も、、、声を同じ気がします。
職業で演奏してる人はもちろん、ハイペース&ハイテンションで演奏されている方々は、体を痛めることのないように十分にウォーミングアップしてほしいと願っています。演奏活動に伴う指の運動もアスリートのそれと変わらないと思うので、できれば少しだけでもオフシーズンを設けて体を労るようにしてください。
前回までのFabFlter Tips
前々回、前回とダイナミックEQとマルチバンドコンプについて比較をしてきました。
前回は、同じような機能でも適材適所…というお話はさせていただいたと思います。実際の効果や使い勝手の好みによっても分かれるところもあると思います。
ダイナミックEQはあくまでもEQであってダイナミックな反応で音をシェイプします。一方のマルチバンドコンプはその名の通りコンプレッションをして抑えるのでシェイプしているわけではありません。つまりコンプレッション感が付加されると言うことですね。
コンプレッション感を加えて状態で特定の帯域を抑えたい場合は間違いなくマルチバンドコンプを選ぶべきでしょうし、ある帯域を気になる音が大きくなった瞬間だけ動作させてブースト/アッテネートしたい場合はダイナミックEQを選ぶのが一般的なのではないかと思います。
今回は…
前回の文中で、ディエッサーのように使ってみてはどうかという話が出ていたかと思いますが、今回はその通り、ディエッサーとダイナミックEQ、マルチバンドコンプを同じセクションに使ってみてその違いを比較してみることにしましょう。
想像としては、ダイナミックEQとディエッサーは近いのではないか…と思います。ディエッサーは設定した帯域より上をダイナミックに抑えるってことで、、、ん?じゃぁマルチバンドコンプの高域成分に使ったってこと?
想像しても結果は出ないので、実際にやってみましょう!
順番に聴いてみる
順番に聴き比べてみましょう。
まずは何もかかっていない音
あんまり追い込んだ設定はしていませんが、「ス」や「チ」の部分をもう少し抑えたれたらいいかなって思いますね。
まずは、ダイナミックEQ
次にマルチバンドコンプ
最後にディエッサー
Pro-DSが優秀なこともありますが、デフォルトセッティングでもナチュラルに効果が得られてる気がします。
他も悪くないですけど、Pro-DSのプログラムが優秀過ぎるのかな、歯擦音の部分とかきれいに抑えられていますね。意外とマルチバンドコンプもいいですし、ダイナミックEQもいいかも。- (心の声:どれでやってもいい気がしてきた….)
ディエッサーをちょっと追い込んで調整してみましょう。
だいぶ似た雰囲気が作れたような気がしますが、EQの場合、他にも多くのバンドを作成できるので、ディエッシングのみではなくイコライジングを含む多用途で使うならPro-Q 3、イージーにセッティングしたいならPro-DSを選ぶといいと思います。
適用する範囲を思ったより広めにとるとよりナチュラルに聴こえるようになりますね。
「そんなに色々買えないよ!」って言う声もあると思いますが、そう言う場合、バンドル製品を買っておくと良いと思います。ミックス目的で使うならMixing bundle、FX bundleがおすすめです。