(2015/06/09)
BITWIG STUDIOにはマイクロピッチという機能があります。
これは例えばインストゥルメントで和音を入力している場合に、特定のノートにのみピッチベンドをかけることができるという機能です。
今回はBITWIG STUDIOのピッチ操作に関して書きたいと思いますが、今回もBITWIG STUDIOのサポートを受けた時に受けた質問を交えてお送りします。
それから、マイクロピッチの機能を使用するためにはインストゥルメントが対応している必要があるので、残念ながら3rdパーティ製のプラグインでは使用できない場合もあります。
■ 記事一覧/もくじ:BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!
マイクロピッチでピッチ自由自在
マイクロピッチはインストゥルメントトラックのノートエディタパネルを開いた中、左上のアイコンから起動します。
画像赤枠のアイコンをクリックするとマイクロピッチ編集モードに入ります。
上の画像はマイクロピッチ編集モードが有効になっている状態で、各コードのトップノートにのみピッチベンドを有効にしています。
画像青枠のセミトーンスナッピングアイコンが有効になっている場合半音単位でスナップするので、ピアノロールで見た分だけピッチベンドを有効にできるというとても便利な機能です。
マイクロピッチについてはBITWIG STUDIOの発売前、この連載を開始する前に解説しているのでそちらをご参照ください。
例えばコードにベンドを適用する場合にも、各ノートごとにタイミングをずらして描いてみると、今までにない不思議なニュアンスを発見できるかも知れません。
マイクロピッチ非対応プラグインのピッチベンド
マイクロピッチに対応していないインストゥルメントをロードしている場合、マイクロピッチをどのように描き込んでもピッチベンドは掛かりません。
そこで通常通りのピッチベンドを描き込もうと思いきや、ピッチベンドの項目が見当たらない!という質問をいただきました。
確かに、一般的なDAWソフトならこの辺りにありそうだぞ…という場所を開いてもピッチベンドが見当たりません。
マイクロピッチに対応していないインストゥルメントの場合、BITWIG STUDIOではピッチベンドは行なえないのだろうか!?とちょっぴりビックリですね。
BITWIG STUDIOの場合、ピッチベンドはオートメーションメニューの中にあります。
オートメーションエディタパネルを開いてMIDI / Pitch Bendを辿るか、トラックのオートメーションレーン表示アイコン(下画像黄枠部)をクリックして表示します。
ピッチベンドに限らずオートメーションエディタとオートメーションレーンはそれぞれ連動しているので、どちらかで描き込むともう一方に反映されます。
もちろんどちらを優先して使うというような決まりもないので、その時々の作業内容によって使いやすい方を使ってください!
といったところで引き続きBITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!