(2014/08/26)
新感覚DAWソフトウェアBITWIG STUDIOの解説を行っている本連載。ここ数回はミキサーとエフェクトの関係などをお伝えしてきました。
今回はBITWIG STUDIOに付属のデバイス以外のデバイス(インストゥルメントやエフェクト)をBITWIG STUDIOで使用する方法をご案内します。
VSTプラグインの追加方法
BITWIG STUDIOには良い感じのデバイスやサンプル、ループ集が多数付属します。
なので、BITWIG STUDIOだけでハイクオリティな楽曲を作成することができます。
でもですね、例えばシンセやエフェクトは好みのものというのがあるものですよね。
単純に音や効果が気に入っているものだったり、操作性が馴染むものだったり。
BITWIG STUDIOはVSTプラグインに対応しているので、設定していない場合は以下の手順を参照してください。
まずブラウザのサブメニューアイコンの1番右、歯車のマークでConfigurationを開きます。
Configurationの最下部にPlug-in Locationsが表示されるので、VSTプラグインをインストールしたフォルダを設定します。
特にWindows環境でVSTプラグインをインストールしたフォルダが複数ある場合、Add Locationボタンをクリックして表示されるフォルダから追加します。
インストール先のフォルダを移動または削除した場合、Plug-in Locationsに表示されている名称右のxボタンで削除してください。
VSTプラグインを使用する場合の特徴
追加したVSTプラグインフォルダはブラウザのDevice and PresetsのVSTという項目内に表示されます。
通常は上下分割された上の画面でプラグインを選択、下半分で選択したプラグインのプリセットが表示されますが、サードパーティ製のプラグインの場合はプリセットはプラグイン側で選択するのでここでは表示されません。
プラグインのロード方法はBITWIG STUDIO標準搭載のものと同様にドラッグ&ドロップでOKです。
画像はRob Papen社のBlue2をロードしたところで、BITWIG STUDIOのDevice画面ではこのように操作可能項目の一覧が表示されます。
このノブにコントローラーアサインを行うことができます。
ところで、先にプリセットはプラグイン側で選択すると書きましたが、プラグインのプリセットはデバイス内のアイコンをクリックすることで簡易的に選択可能です。
画像青枠のアイコンをクリックするとプリセットが表示されます。
ただし、プリセットのバンクを持っているプラグインの場合は、現在選択されているバンク内のプリセットのみが表示されます。
記事の途中ですがここで一旦CMです。
2014/09/06 (土) 福島県は郡山市の国際アート&デザイン専門学校にて、BITWIG STUDIOのデモンストレーションを行います。
連載や動画だけでは伝わらない部分をお伝えしたいと思いますので、BITWIG STUDIOをご検討中の方はもちろん、新しい音楽制作のカタチに興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
詳細はこちら⇒⇒▼Bitwig Studio デモツアー In Fukushima
続いて、先程は説明のために消去しましたが、通常BITWIG STUDIOでサードパーティ製プラグインをロードすると、連動してGUI(プラグインの画面/絵)が開きます。
1度消した場合は画像黄枠のアイコンをクリックして表示します。
プラグインのエディットを行う際にプリセットを保存する場合、GUIを表示して行うと通常通り各プラグイン毎のプリセット保存、スタンドアロン動作している場合と同じように保存を行います。
BITWIG STUDIOのDevice項目で変更した場合に画像緑枠のボタンをクリックして表示されるセーブボタン(画像紫枠)から行った場合は、BITWIG STUDIOのデバイスプリセットとして保存されます。
この場合は、この章の冒頭で説明したブラウザのDevice and Presets項目の下半分、プリセット表示欄に追加されます。
画像はtestという名称で保存してみたところですが、プリセット選択欄にtestというファイルが追加されました。
画面上半分のプラグイン選択項目のBlue2には、現在プリセットが1つ存在しているという意味の数字が表示されています。
ただし、BITWIG STUDIO上に保存したプリセットは、他のアプリケーションでロードしたVSTプラグインには表示されないので、ケースバイケースで使い分けつつ良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!