u-he製品をアルファベット順に解説している本連載。
前回のBazilleその6に続いてDivaその7です。
Diva解説はこれまでの6回でMAINページの解説を終えたので、今回はMODIFICATIONSパネルの解説に進みます。
MODIFICATIONSパネルはDivaのGUI中央下のMODIFICATIONSタブをクリックして開きます。
MODIFICATIONSパネル
MODIFICATIONSパネルは大きく上下二分割されています。
上半分はFM&Cross ModやFeedback Modなど5種類のモジュレータ、下半分は6種類のModulation Processorsが並んでいます。
まずモジュレータの共通の内容として、プルダウンメニューで割り当てたいソースを選択します。
エンベロープやLFO、モジュレーションホイールなどの代表的なコントロールの他、Modulation ProcessorsやTrimmersメニュー内のVoice Mapなども選択できます。
ノブでモジュレーションの適用量を調整する際12時方向で0、右方向に設定すると正の値、左方向に設定すると負の値を与えるものと、左に振り切って最小値、右に振り切って最大値のものに切り替わります。
割り当てたものは一部例外を除いて割り当て先のノブやフェーダー付近にMのアイコンが表示されます。
VCO
FM & Cross Mod:プルダウンメニューで選択したモジュレーションソースで、TRIPLE VCOのFM変調量またはDUAL OSCのCross Modの変調量をコントロールします。
Noise & Dual VCO Mix:Dual VCO(eco)以外のオシレータに有効で、選択したモジュレーションソースでノイズとのミックスバランスを調整します。
Dual VCOとDigitalで使用する場合は、オシレータのウェーブフォームをノイズに設定する必要があります。
FILTER
Resonance Mod:選択したモジュレーションソースで、現在のフィルターによって、Resonance / Emphasis / Peakを変調します。
Filter FM Mod:フィルターのFMを変調します。
FEEDBACK
Feedback Mod:Triple VCOのMIXER内のFeedbackを変調します。
MODIFICATIONS下段はModulation Processors。
Modulation Processorsは少しややこしですが、RETIFY、QUANTIZE、INVERT、LAG、MULTIPLY、ADDの6種類のプロセッサにどの機能を割り振るか?という設定のみを行います。
選択できる機能はモジュレータのプルダウンメニューと同じで、例えばここでQUANTIZEにLFO2を割り当てて、他のモジュレータやオシレータのTune ModやShape ModでソースにQuantizeを選択するとLFOがクオンタイズされて、適用量にもよりますが大雑把にいうとサイン波なら滑らかな曲線ではなくカクカクと段階のある波形に変化するということになります。
Modulation Processorsの各機能は以下の通りです。
RECTIFY:選択したモジュレーションソースの負の値をすべて正の値に変換します。
INVERT:選択したモジュレーションソースの負の値を正に、正の値を負に反転します
QUANTIZE:選択したモジュレーションソースを段階的なステップに変換します。設定可能な最小値は2.0で、エンベロープのようなユニポーラ信号の場合は2ステップ、LFOのようなバイポーラ信号では4ステップ作成することになります。
ユニポーラ=0から100%、バイポーラ=-100から+100%までで動作。
LAG:選択したモジュレーションソースの信号をスローダウンさせ突然変更させます。
MULTIPLY:2つのモジュレーションソースを掛け合わせた結果を出力します。
ADD:2つのモジュレーションソースを足し合わせた結果を出力します。
MULTIPLYとADDの2つのプロセッサーはどちらも2つのソースの計算結果を出力しますが、ADDは足し算なので2つのうちどちらか片方のソースが入力された場合にも動作しますが、MULTIPLYの場合はどちらかのソースが信号を送信していな場合、掛けるゼロの状態になるので信号を送信することができなくなります。
この辺り、注意が必要です。
SCOPEパネル
MODIFICATIONSパネルの右2つ隣りにはSCOPEパネルがあります。
オシロスコープですね。
2つのノブで表示サイズを変更するのみのシンプルなパネルです。
Frequency:横方向の解像度を調整します。
Scale:縦方向の解像度を調整します。
オシロスコープに表示される波形はノートオンのたびにリトリガー(と言うのかどうかは微妙ですが)されます。
次回は今回ひとつ飛ばしたTRIMMERSパネルを紹介します。
特にビンテージシンセの野太い音を探している人はDiva製品ページからデモバージョンをダウンロード/インストールして試してみてくださいね。
それではまた次回!