BITWIG STUDIOはオートメーションを描画する際に、ポイント間をalt+ドラッグすることで曲線を入力できるので、簡単に表現豊かなオートメーションが入力できます。
特にボリュームやピッチなどでは、カーブの入力方法によって機械的になったり人間味が増したりと、表現に大きな違いがでる重要な部分だったりしますね。
今回はオーディオのピッチのオートメーションを入力する際の仕様についてのお問い合わせをいただいたので、改めて解説してみたいと思います。
ピッチスナップとピッチ可変幅
BITWIG STUDIOでオーディオトラックのピッチオートメーションを行う場合、任意のクリップを選択した状態でノートエディタパネルを開き、サブメニューからPitchを選択して入力します。
BITWIG STUDIOのオーディオピッチは、デフォルトでセミトーン単位でスナップするので、カーブを入力する際に狙ったピッチにピタッと合わせることができます。
上の画像では6.00と表示されているのが見えると思います。
セミトーンは半音なので、6.00はCをF#に上げていることになり、+12.00なら1オクターブ上げることになります。-ならその数値分下げる、ですね。
ちなみにBITWIG STUDIOのオーディオピッチ調整幅は上下2オクターブです。
パネル左側を見ると+-24の数値が表示され、パネル内でもグリッド表示されるので見た目にもわかりやすいです。
0と+-12のみ表示されている場合は、数値が表示されている濃いグレーの部分を左右にドラッグすることで縦方向の表示サイズを変更できるので好みの大きさに変更してください。
セミトーンにスナップしたくない場合
ピッチがセミトーンにスナップするのはとても便利な機能なのですが、セミトーン以下の微調整をしたいという場合もあります。
このような時にはセミトーンにスナップする動作が逆に邪魔になってしまいます。
このセミトーンへのスナップが解除できないか?というお問い合わせをいただきました。
もちろんできますよ!
前項でピッチの数値が表示されている濃いグレーの部分を横にドラッグすると縦方向のサイズ変更ができると書きましたが、そのずっと上を見るとSnap to semi-tonesというボタンがあります。
デフォルトで有効になっているこのボタンをクリックして解除することで、小数点以下の単位も調整可能になります。
必要に応じて使い分けてくださいね。
といったところで引き続き、BITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!
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BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!
前回記事:
複数箇所へのMIDIコントローラの割り当て
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