前回の記事で、オーストリアでティムタム作ってませんからね、というのはご理解いただけたと思います。
それでは、新たに我々ディリゲントの愉快な仲間に加わったオーストリアのSSDメーカー、Angelbirdの話をさせてもらいましょう。
SSDってどんな楽器? …楽器じゃないんです。
デジタル楽器や音響機器がメインと言いつつも、実はディリゲントの守備範囲はけっこう広くて、プロジェクションマッピングのソフトとか、音楽用の耳栓とか、こっそりTシャツなんかも販売しているわけです。
そして今回、新たにAngelbirdブランドのSSDも取扱いをすることになりました!
そもそもSSDとはなにかというと、ソリッド・ステート・ドライブの略で、最高にざっくりまとめると「USBメモリのすごいやつ」という感じですね。
ようするに、USBメモリくらい乱暴に扱えて、だけどハードディスク並みの容量があって、その上読み書きが半端なく速い、という記録デバイス。
最新型のノートPCはハードディスクの代わりにSSDを積んでいるモデルが多かったり、プロ用の映像機材ではすでに定番の記録媒体になったりしています。
で、なんでディリゲントが? …クリエイター専用ブランドだからです。
いわゆる「パソコン周辺機器」であるSSD。現在お店で販売されている製品は、主に価格や容量ばかりが重視され、ほとんどがアジアの大工場で大量生産されています。残念ながら品質もピンキリ。信頼性の高いモデルはずば抜けて高価ですし、デザインにこだわったものもあまり見当たりません。
そんな中、Angelbirdが着目したのは、デジタル時代のクリエイター達。
音楽や映像のプロフェッショナルが扱うデジタルデータの容量は、機材の進化とともに爆発的に増加しています。
「従来のハードディスクに比べてSSDは圧倒的な作業スピードを提供できるのだから、信頼性、安定性が約束された、デザインに優れたSSDブランドがあれば、きっと全世界のアーティストやクリエイターたちに受け入れられる!」というのが彼らの出発点だったのです。
アルミ筐体の削り出し工程から最終パッキングまでを行う、オーストリア国内工場の動画にも、彼らの自信のほどが良く現れていますね。
そして、なんということでしょう!Angelbirdの狙いどおり、多くのクリエイター達がその品質を認め、続々とAngelbirdのSSDを使い始めたのです。
その中のほんの一握りですが、クリエイターからのコメントをまとめましたので、こちらのアーティストコメント記事もぜひご覧ください。
まずは、小型の外付け用、ノートPCのHDD載せ替え用、プロ映像機器用の3シリーズが発売となりましたが、このあとすぐに、音楽/映像制作用のPCIe接続の”Wingシリーズ”も発売されますよ。
各シリーズの魅力は、またそれぞれ掘り下げてご説明しますので、乞うご期待!
ではでは