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福地智也のプラグイン・リサーチ vol.10

急に気温が下がってきて過ごしやすくなってきましたね~。
夏のイメージのままの部屋着で過ごしていると風邪をひきそうです。
やっとクソ暑い夏が過ぎたかと思ったのに今週末も暑くなるようですね…参った。

これまでに紹介したKResearch製品

ここまでだいたい2回ずつKResearch製品を紹介してきましたが、ここで全体的な印象を振り返ってみましょう。

  • KR-Fatter STR
    • ピッチシフト、モジュレーションなどによって音に艶を出したり、エンハンスしたり…
    • 強すぎる音色をイコライザー処理で引っ込めるのではなく、空間を認識させることで奥にポジショニングさせる。
  • KR-Imager STR
    • ステレオイメージをコントロール
    • コード感のある音色を広げてワイドにさせるのに有効
  • KR-Space
    • 音の鳴っている場所を前後にコントロールしたり、広さをコントロール
    • ドライな音色にルームの鳴りを加えたり、音場の広さを調整する。

こんな感じでしたよね。

KResearchのプラグインってどう使うべき?

さぁこれらのエフェクトプラグイン、どうやって使ったら効果的になるのでしょう。

近頃はハード/ソフトともにシンセサイザーには優秀なエフェクトやアルペジエイター/シーケンサーが内蔵されていたりします。

これらの取って代わる….より良い演出を行うために使用するというのが一般的な認識だと思うんです。

他にそのメーカーのものでないと出ない音とか、それにしかない機能っていう場合もありますね。

ブランドによっては、ビンテージハードウェアを模したもの、音楽制作にかかる時間を節約してくれるもの、最新の音楽に使われるエフェクトを簡単に得られるようにしてあるもの…など。

ボクの個人的な見解ですが、KResearch製品はクリエイティブな要素を持っていて、レコーディングしたトラックに変化を起こさせ、より効果的な演出をするためのものではないかな…という結論に達しました。

コンプレッサーやイコライザーのように一目して何をするものかわかるようなプラグインではないものの、機能を見ればミックスの中での使いどころがイメージつきやすいかもしれません。

音を“どこで鳴らしたい”とか、“どのように鳴らしたい”とか微調整ができるし、モジュレーションを加えて音を継続的に変化させて何気なく鳴っていた音にフォーカスが行くように調整するようなことで特徴を発揮できるのではないかと思います。

結局のところ…

印象のところでも示したようにそれぞれに特徴があって、作る音楽のスタイルだったり、使う音色だったりでどのプラグインのどのパラメーターを動かすかが変わってきますね(これはどのプラグインでも同じだと思います)。

コラムだけですべてを理解するには限界もあるので、ぜひデモ版をダウンロードして、コラムを参考に(してくれたらうれしい)自分のトラックの音色に試してみてほしいと思います。

エフェクトによって得られる変化って、ソロで聴いているとわずかな変化でもアンサンブルの中に入ると大きな違いを生んだり、逆に大きな変化を与えてもアンサンブルではわずかな変化だったり…全体のバランスとの兼ね合いもあるので、ホントにパズルみたいです。

ぜひ、実験してみましょう~!