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福地智也のプラグイン・リサーチ vol.04

急に暑くなってMac miniの冷却方法について諸先輩方に教えを乞う毎日です。月が明けたら上部に冷却フィンをつけ、そこに風を当てる方法を試してみたいと思っています。iMacも意外と熱い…。ということで蒸し風呂の仕事部屋からお送りいたします。

シンセにKR-Spaceをかけてみる

前回までは割りとアコースティックなサウンドに使っていましたが、今回はテクノっぽい感じのトラックに使ってみることにしました。

まずは、何もかかっていない(といってもシンセ側でかかっちゃっているものもあるけど)サウンドを聴いてみましょう。

 

まずは、シンセのコードバッキングの音にしてみましょう。では、アルペジオのトラックだけをソロで聴いてみてください。

 

次に並列(センド/リターン)でKR-Spaceをかけてみます。

そして、今回は、プリセットを使って、それを元に音作りをしてみようと思います。プリセットは、カテゴリーに分けたネーミングがされているものもあってイメージが付きやすいようになっています。

自分が作りたい音のイメージに近いプリセットを選択して、そこから調整していくと分かりやすいでしょう。

今回は“Trembling-Waterfalls”を選択してみました。

エフェクトが入るとこんな感じです。

 

KR-Spaceがかかっているパートの音が煌びやかな感じになって、音が広がりましたね。いきなりゴージャスな雰囲気に。このパートとエフェクトの音だけを抜き出してみました。

 

奥行きのある深~い音になりましたね。

ここまで濃いリバーブが嫌だったら、エフェクトのフェーダーとか、エフェクトリターンを下げるといいでしょう。

リバーブタイムが長いなぁと思ったら、リバーブタブのSizeやDecayを調節するといいと思います。プリセットってそのまま使ってってことではなく、それを元にイメージに近い音を作り上げていくガイドにしてほしいっていう意味も含まれているんですよ。プリセットを活用してくださいね~。

インサートでかけてみる

別のトラックにインサート(直列接続)でかけてみましょう。並列(俗にいうセンド/リターン)でかけるときと直列でかけるとき、設定で気を付けなければいけないことがあります。

MIX値を100%WET側にしておくと原音が出なくなるので、適度な位置に調整してバランスをとる必要があります。元はこんな音です。

 

で、KR-Spaceをかけると….

 

奥行きが加わって、より空間を意識できるようになりましたね。

でも、ちょっとリバーブタイムが長すぎて、前の音が残って音が濁ってしまっています。個々の場合リバーブタブの“Late Ref”でSize、またはDecayを調整して短くしてあげるといいでしょう。

音が重なり合い過ぎちゃうと不協和音に聴こえてしまったり、せっかくの音がマスキングされてしまう可能性があります。

トラックメイキングしながら調整しつつ進めて行ってくださいね。

今回は画面キャプチャーよりも音を多めでお送りしました。

さて、来月はどんなプラグインを試してみようかな…。

お楽しみに~。