【連載】SYNAPSE AUDIOでシナプス接続:Episode 2 – DUNE 3
前回に続いてDUNE 3の残りのセクションを紹介したいと思います。
DUNE 3を構成する各セクションをチェック(その2)
フィルターの右側にはフィルターとアンプのエンベロープが配置されています。どちらも標準的なADSRタイプですので、時間的な変化を手早く設定できます。
ちなみにフィルターエンベロープに用意されている“ANALOG”スイッチを押すと、ビンテージアナログシンセのような質感が得られるようになります。
GUI下部のキーボード部分は、その上に配置されているボタンを切り替えてエフェクト、LFO、MSEGの設定が行なえます。
エフェクトはFX BUS1と2があり、それぞれのBUSで個々のエフェクトを任意で設定可能です。
EQとディレイは2基ずつありますので、音質調整や空間演出などがより緻密に設定できます。また、それぞれのBUS内のエフェクトはドラッグ&ドロップで接続順番が変更可能です。
LFOは3基装備しており、いずれも仕様は同一です。
各LFOには“POLY”スイッチが用意されており、POLYスイッチを有効にすると、各ボイスごとに独自のLFOが使用されるため、常にゼロ位相で開始するモジュレーションがプログラムできます。
4基あるMSEG(Multiple Segment Envelope Generator)は、任意のパラメーター変調に使用可能で、128ポイントの変化点の設定が可能なエンベロープジェネレーターです。
ループ設定も可能ですので曲のテンポに同期するトランス ゲートやリズミカルなエフェクトにエンベロープを使用する場合などに活用できます。