皆様!お元気ですか?
世の中はコロナウィルス関連のニュースで持ち切り、そして多くの会社で時短や在宅勤務になっているようです。私は元々在宅勤務なため通常運転です。お互い健康には気を付けたいものですね。
先週、ディリゲントさんのTwitterで日本語表記についてのアンケートがありましたね。私は次点の“インターフェイス”派でした。
翻訳をやらせていただくこともあるので、その際に困るのがカタカナの表記をどうするか?oscillatorはオシレーター?オシレータ?Rがついてるからオシレーターじゃない?とか悩みながらやってます。
さて、本題に入りましょう。
3つのブロックとディレイをフル活用
何度か説明しましたが、XY-Transferには3つのブロックとディレイが搭載されていて、それぞれのブロックを直列や並列に並べ替えて音作りをすることができます。ディレイはブロックの後ろに直列接続か前段に置くかのどちらかなんですけど。私自身の考えとしては、ディレイもパラレル(並列)で使えた方がいい気がするなぁ…。
直列と並列での音の差を実感してみましょう。
まずはドライの音。
次に前回までドラムにかけていたエフェクトを移植。
さて、ディレイをかけてみましょうか。セッティングはこんな感じです。
で、音はこんな感じです。
味気ないというか素朴なピアノのボイシングにリズムや動きが足され、ディレイによって広がりが出てきた感じですね。
これにドラムを加えて聞いてみましょう。
ドラムとピアノの2パートだけですが、それ以上の存在感を与えてくれる感じがしますね。
では、並列でかけてみましょう。
ブロック1と2が横並びになった分、現れてくる効果も同じくらいになりました。ひとつ前のサウンドと比べるとブロック1の音がより鮮明に聴こえますね。
そして、ディレイのハイ/ローパスフィルターを使って、2kHzくらいから上の音だけにすると、ディレイ音が軽くなって、濃くかけてもくどくならないですね。
くどいようですが、大事なことなのでもう一度説明します。
- ハイパス:設定した周波数よりも下の周波数帯をカットし、上の周波数のパススルーしてそのまま出す。ローカットともいう。
- ローパス:設定した周波数よりも上の周波数帯をカットし、下の周波数のパススルーしてそのまま出す。ハイカットともいう。
これを忘れないでくださいね。
今回まではフィルターを主に紹介してきましたが、各ブロックで使えるのは、他にもRoomやGaterなどがあります。
次回はこれらを使った音作りを紹介しようと思います!
再来週も元気でお会いしましょう!