もういよいよ年末ですね、年末も差し迫ったこの時期に台湾に仕事で行ってきました。
台北のレコーディングスタジオに行ってきたのですが、前に訪問した時と比べると充実度がハンパない。
注目されていながらもなかなか花が開かなかったタイワニーズポップスもそろそろいい時期なんじゃないかなぁと思いました。
しかし、28℃もあった台北から14℃の東京に戻ってきたら風邪をひきそうです。そして、来年に向けてリサーチしにNAMMに行きたいところですが、なかなか…。
と、いうところで、今回から新しいプラグインをリサーチします。
XY-TRANSFERってなに?
さてさて、今回から新しいプラグインエフェクトを紹介します。
その名もROB PAPEN “XY-Transfer”!
デザインが“Go2”に似てますね。
何をするものかというと、平たく言えばフィルターなんでしょうけど、Rob Papenのことですからありきたりのエフェクトで済むはずがありませんね。36種類のフィルタータイプ(そんなに種類があるとは知らなかった)をGo2でもおなじみのXYパネルを使ってオートメーションを書き込めるようですね。
しかも2つのエフェクトも別にかけられ、ディレイまである…と書いてあるように受け取れますが…その真偽やいかに。
まずは立ち上げてみましたよ
立ち上げてみると3つのブロックと1つのディレイブロックに分かれているように見えます。
まず、ドライのドラムを聞いてみましょう。
次に立ち上がった状態のプリセットをそのまま流してみます。
ほほ~ぅ…Filter、Comb、RoomとDelayがかかってますが、このエフェクトもエグいな…。
全部かかっている状態なので、一番左のブロック以外はオフにしてみましょう。
かかっているのは“Filter”のみです。
ブロック1のエフェクトをCombに変えてみましょう。
次にブロック2で同じようにCombをかけてみます。
なるほど!このXYパネルの円の形でかかり具合が異なりますね。
一応ブロック3でも聞いておきましょう。
フィルターがネガティブ方向へ動いた際のローの雰囲気じとかいいですね~。
そして右上にある“PATH”でどのような順序で各フィルターが接続されるのかも選べます。
すべてのフィルターを並列につなぐ、パラレルっていうのは設定次第では面白い音になりそうです。
右下のモジュレーションマトリックスでかくブロックのソースやディスティネーションも選べるので、かなり幅広い音作りが可能です。
ただ、プリセットもあるので、それを参考にしてもいいですし、フィルターに詳しい人は細かい部分まで設定を追い込んで音作りもできるでしょう。
次回からは実践的に音作りをしましょう!