現地レポート:SUPERBOOTH22 by Yuri URANO

現地レポート:SUPERBOOTH22 by Yuri URANO

こんにちは、Yuri Uranoです。
1か月のヨーロッパ旅から先日帰国しました。

ベルリンではシンセサイザーの祭典「SuperBooth22」へ行ってきましたよ!
今回はディリゲントの皆さんの代理で特派員記事を書かせていただくことになりました。

SUPERBOOTH22 / 12-14 MAY 22 / FEZ-BERLIN

元々は、フランクフルトで開催されたMusikmesseの一部のスペースで開かれていたSuperBooth。友人たちで作られた小さなコミュニティが、シンセサイザーの愛好家たちのために特別な場所を作ったことが始まりなんだそうです。
その後、独立してベルリンへ持ち込まれ年々規模を拡大し、今のような形に進化していきました。

会場はFEZ Berlin。駅を出て会場へ向かうと森の中へ・・・・案内を頼りに進むと受付に到着(この場所は普段は家族向けの施設でもあるようです)。

展示会場は施設の外にあるテントやロッジで展開されているブースと、施設の中にある屋内のブースがありました。

会場の様子はこんな感じ。

出展している会社は、大きな会社から小さなDIYの会社まで様々。

ブースには各メーカーの機材が並べられており、自由に触ることができます。
皆さん親切でフレンドリーな方ばかり。実際に機材に触れるのはもちろん、その場にいる人たちとコミュニケーションをとることができるのもとても嬉しいです。

なにやらダンサブルなテクノが聞こえてくるテントが・・・・!
中に入るとクラブのようにレーザーがチカチカしており、こちらはセッションブースになっているようです。人がランダムに入れ替わっていくのですが、なぜか音楽が出来上がっているのがおもしろかったです。

ワークショップはもちろん、ライブステージもあります。
ダンスミュージックからドローンのアーティストまで様々なタイプの音楽が奏でられていました。

歩いていくとBitwigのブースも発見!

Bitwig社のMeaさんが案内してくれました ◎
各メーカーのブースはキャラクターがあってとってもカラフル。
みんなの個性がより輝くのもベルリンの好きなところです。

BitwigのブースもEric Winklerさんのつくったオリジナルラグとフラッグの素敵なテント。Ericさんもベルリンを拠点にするデザイナーです:https://eeetee.bigcartel.com/eee-tee

SuperBoothは音楽にフードも充実していて、ロケーションも森の中という抜群の環境。
ただの楽器見本市ではなく、企業もミュージシャンであるないも関係なく人々の交流の場所でもあるんだなと感じました。

後日、ベルリンでお世話になったミュージシャンのIzumi YamamotoくんとBitwigのオフィスへ!同じBitwig StudioユーザーでもあるRichie Hawtinさんともお会いしました。

ここで、Bitwig社のDaveさんに教えてもらったBitwig Studioの便利機能をピックアップ。

Time Shift

Time Shift

シグナルを遅らせたり、早めたりできる。

私はライブでシンセやVJとの同期をすることが多いのですが、MIDI信号を使うときにレイテンシーが発生してしまうことがあります。
なのでタイミングを予め早めに設定しておいたり、なるべくバッファサイズを小さくするという工夫をしていました。
この機能を使えば、ある程度のその調節の手間を省くことが可能です。

新しいエフェクト:Chorus+ / Flanger+ / Phaser+

Chorus+
Flanger+
Phaser+

それぞれ4つのタイプのキャラクターを持ったコーラス、フランジャー、フェイザーです。
例えば私がよく使うChorusだとそれぞれ、

Chorus+

  • CE:様々なトーンからインスピレーションを受けたシンセのようなタイプ
  • DD:絶妙な80’sっぽいタイプ
  • 8v:8ボイスのフィードバックが特徴的なタイプ
  • x2:クラシックなな2ボイスのタイプ

音にキャラクターを与える使い方から、ミックスダウンでトラックに音を馴染ませるのに使う方法など用途によってタイプを使い分けれるのでますます便利に。

この新しいエフェクトについては、日本語字幕の動画もアップされていますので、ご参考に!


SuperBoothを訪れてみて知れたこと、出会えた人もたくさんいました。とても充実した1日となりました。ベルリンでお世話になったみなさんありがとうございました!また来年も来たいです!

記事を読んでくださった皆さん、記事を書く機会を与えていたいたディリゲントの皆さんもありがとうございます♪

Yuri Urano

自身の声や楽器、自然の音などを巧みにブリコラージュするエレクトロニック・ミュージックアーティスト。独自の世界観と美学が貫き通されたサウンドが高く評価され、ジャンルや国境を越えたグローバルな活動を行っている。 2018年1月、次世代エレクトロニック・クリエイターオーディション「INTERLUDE from TDME」でグランプリを獲得。その後、イギリスのCPU Recordsから自身のキャリア初となる12インチ『Autline』、そして自主レーベルYLより第一弾となる『Reed』をリリース。日本の町工場をレーベル化するプロジェクト「INDUSTRIAL JP」への楽曲提供や、TEDxKobeでのサウンドプロデュースのほか、その多才さを様々なフィールドで発揮している。 http://yuri-urano.com/