たらまです!
久しぶりに大阪に行き、DJ、トラックメイカー、バトルブレイクス制作でお馴染みの DJ $HINさんが主宰するDJスクール Skratch Laboを訪問して参りました!
「スクラッチ研究所」ならではのお話も聞けましたので、ぜひご覧ください♪
Skratch Laboとは?
Skratch Laboは、DJ $HINさんが代表を務める「Turntable Trooers Entertainment(T.T.E)」が運営するDJスクール、新大阪から一駅で、地下鉄御堂筋線「西中島南方」、阪急京都線「南方」から徒歩1分というオフィス街に立地。
表からは、わからないですが、このビルの四階にそのスクールがあるようで、、階段を登っていくと、、
「Turntable Troopers ENT.」のロゴがありました!
ドアを開けて、たのも〜!!!
1 on 1 で配置されたDJブースと整然と並べられたレコード棚、
レコード棚には、懐かしのポータブルレコードプレーヤーなども。
対面仕様のDJブースには、ReloopのDJミキサー KUT と Serato対応ターンテーブル RP-8000mk2も鎮座。
DMC大会でもお馴染みのTechnics SL-1200ターンテーブルやPioneer DJ DJM-S9などの定番機種ももちろん備えていて、教室からすぐに現場にも対応できる仕様は、関心です。
DJ $HINさんへインタビュー
それではお待ちかねの講師インタビュー!
改めまして、DJ講師歴25年以上 DJ $HINさんです!
教室を始めたきっかけを教えてください。
DJ $HIN:
僕が22〜23歳の頃に某楽器店さんと組んで、DJセミナーをやったのが元々のきっかけですね。その楽器店さんと何度か店頭セミナーをやった後に、日本橋(大阪)の方でDJスクールが開校されて、そこの雇われ講師を務めて、ESP/MI JAPAN系の専門学校でも講師を務めるのを経て、独立して自分で教室を立ち上げました。
どこにおっても環境が変わっても、やることは変わらないから、自分独りでもできるなと思いましたね。
ずばり Skratch Laboの特色とは?
DJ $HIN:
Skratch Laboつまり「スクラッチ研究所」なので、スクラッチについては日々研究しているんですけど、スクラッチだけに拘らずミックスも教えます。でも、ミックスのみを教えるよりは、スクラッチの方が奥深い。ミックス好きの人に怒られそうですけど(苦笑)。
たらま:
スクラッチ(DJ)に特化ということでしょうか? ミックスを教えないわけでは無いんですよね?
DJ $HIN:
そう、ミックスの中にスクラッチを織り交ぜたミックスを教えています。
たらま:
スクラッチを織り込んだミックスをすることで、幅が広がるとかですか?
DJ $HIN:
ここに来る生徒さん曰く、ミックスだけをするのは面白く無いみたいなんですよ。のっぺりしたミックスになりがちなところに「スクラッチ」というスパイスを効かせた、美味しいミックスにしたいという生徒さんが多いんですよ。
生徒の年齢層はどのようになっていますか?
DJ $HIN:
そこはほんまバラバラで、下は10歳〜12歳の小学生から、上は50代もいるので、年齢はあまり関係ないみたいですね。
たらま:
小学生から始めるのもいるんですね。
DJ $HIN:
小学生から始めて、中学生に進学しても続けている生徒が多いですね。40代から習い始めて、50代に突入した生徒もいます!
指導にあたって心がけていることを教えてください。
DJ $HIN:
習ってる本人たち次第なんですけど、やっぱりクラブで人目につくところでDJをしたいという生徒が多いんで、クラブプレイはそつなくきっちりできて、それにプラスして自己主張ができるプレイヤーになってもらうように指導を心がけていますね。
最後に、これから始める人たちにメッセージをお願いします。
DJ $HIN:
いやぁ、難しいな(笑)。僕自身がDJを始めたのが「モテたい」とか不純な動機から入ってるんですけど(苦笑)、動機よりもやっぱり長く続けて欲しいですね。年齢も関係なくできる「趣味」だし、「職業」にもなる。
DJシーンだけでなく機材もまだまだ進化の途中だと思うし、ともかく長くDJやDJにまつわるシーンに触れ続けて欲しいですね。
たらま:
なるほど、遊びでも趣味でも仕事でも、長く続ける。やはりこれにつきますよね!
今日はありがとうございました!
制作のおはなし
$HINさんは、楽曲制作も請け負っていて、ReasonやCubase、最近はもっぱら Serato Studioを使って作曲をされているとのこと。
制作されるジャンルはHip HopやR&B、レゲエなども制作。ちなみに、最近 Serato Studioで制作した楽曲のPVがこちら。
そして、$HINさんと言えばやはり「バトルブレイクス」の制作者としても有名なのは言うまでもないですが、これからスクラッチDJを始めてみたい方には、是非ともチェックしていただきたい作品ばかり。DJ機材ショップや楽器店でジャケットを見たことがある方も多いともいます。
ジャケットに記されたサインをよーくみてみると、DMC JAPAN初代チャンプ GM YOSHIさんやRed Bull three3tyleチャンプのDJ SHINTAROさんなどのサインが。皆、この研究所を訪れてくれたそうです。
バトブレ(バトルブレイクスの略)の中でも、面白いのを発見しました。
こちらはUSBメモリなのですが、この中にスクラッチネタが入っています。$HINさん曰く、「これだけでもSerato Studioと一緒に使えば、余裕で作曲出来ます!」とのこと、、はい!やってみます!
ちなみにこちらで販売中。
DJ機材開発への関わり
$HINさんは、その人柄の良さもあり、いくつかのメーカーから製品サンプルの検証を依頼されることもあるとのこと。今回特別に見せてもらったのが、こちら。
ターンテーブル用のカートリッジやEPアダプタなどの試作サンプルの検証なども行って、開発メーカーにフィードバックし、製品化にあたってのアドバイスを行なっているとのこと。こういったところからも、$HINさんのスクールに信頼を寄せて生徒さんだけでなく著名なDJ/ターンテーブリスト達が訪問されるのもわかる気がします。
おまけ
DJ講師としての歴史も長い$HINさんならではのお宝を発見。Vestax製の「ビートカウンター」。これ、私自身が初めて見たのはもう20年近く前です。もちろんちゃんと今でも現役で動いていましたよ♪
それでは、今回はこの辺で!
- Skratch Laboの詳細はこちら:http://www.tte.jp/skratchlabo/
- Turntable Troopers ENT.の詳細はこちら:https://tte.jp/
- DJ $HINさんの公式サイトはこちら:https://linktr.ee/djshin