こんにちは!オバラです。
当社ディリゲントは幅広いブランドを取り扱っていますが、RELOOP や SERATO などのDJブランドのイメージが強い方が多いんじゃないでしょうか?
今回の記事【教室探訪】企画では、DJを “プレイする” “聴く” “擦る” のが、大好きなあなたなら誰でも知っているであろう、あの有名なDJの大会「DMC」でワールドチャンピオンになった「DJ IZOH」さんにお話しを聞く機会をいただいたので、渋谷にある【OTAIRECORD MUSIC SCHOOL】に行ってきまーすっ!
OTAIRECORD MUSIC SCHOOLとは?
OTAIRECORD MUSIC SCHOOLは、2016年の夏に開講したスクールで、渋谷駅の新南口から徒歩1分という好立地にあります。
黄色い看板ですが、1階のケバブ屋さんの赤い看板も目立ちますね、、
右手に階段があるので、そこから上った2階が「OTAIRECORD MUSIC SCHOOL」です。
教室に入るとカラフルなDJセットが迎えてくれました。
この日はアナログターンテーブルのセットが3セット設置されていましたが、CDJも用意されているとのことでした。(タンテカバー気になる…)
OTAIRECORD MUSIC SCHOOLは、本日お話しを聞くDJ IZOHさん以外の方も豪華すぎる講師陣です!
むむっ!DJスクールだけでなく、Hiroshi Watanabe氏による作曲クラスもあるんですね!
DJ IZOHさんへインタビュー
それではさっそく講師を務めるDJ IZOHさんへスクールについてお話しを聞きたいと思います。
当日は「OTAIRECORD MUSIC SCHOOL」を運営するOTAIRECORDのCEOである「ようすけ管理人」にも同席していただきました。
講師をやることになったきっかけを教えてください。
DJ IZOH:
DJスクール立ち上げの時にようすけさんから連絡があって。
若いころにやっていたDJスクールが終わって、そこから長い期間空いてたんですけど、またやりたいとずっと思っていて、 “どっかないかなあー?” って思ってたらちょうどいいタイミングで話しがきたので「やります!」って。
しかも渋谷っていうことで場所もすごくいいし「ぜひぜひ!」ということで即答でしたね。
OTAIRECORD MUSIC SCHOOLならではの特徴を教えてください。
DJ IZOH:
(運営の) OTAIRECORDは機材屋さんなので、CDJや各社バトルミキサーの機材が揃ってる。
うちのクラスの最大人数は4人までですけど、1人ずつにセットがしっかり用意された状態で教えられるというところですね。
僕はCDJとかでは教えてないですけど、ターンテーブルやヘッドホンも揃ってるのはもちろん、「練習用の曲」「スクラッチ用」「ミックス用」「2枚使い用」の音源データも揃っている。
あとは渋谷なんで生徒によっては、渋谷での営業の前にここでレッスンを受けてからDJをしに行くとかをしている子がいる。
そういう風にできるのは場所的にいいところかなと思う。駅からもけっこう近いし。
これまでに受講している生徒さんはどんな方がいましたでしょうか?
DJ IZOH:
初心者もけっこう多いですね。 “DJ機材を持ってない” という方、 “これからDJをやってみたい” という方、 “昔はDJをやってたけど今はやめててという方” とか。
あとは “現在進行形でDJをやってる” とか、 “スクラッチやっててバトル目指してる” という経験者ですね。
意外と年齢も幅広くて大学生くらいから40代の人までいますね。
幅広い年齢の方や、初心者から経験のある方など、様々な生徒さんへ教えるにあたって意識していることはありますか?
DJ IZOH:
自分の場合はその人がやりたいことに合わせるのが基本です。その人が “どうなりたいのか” を聞いてそれに合わせて教えていくんです。
オバラ:
レッスンの最初に、生徒さんの要望を細かく聞くのでしょうか?
DJ IZOH:
そうです。最初の1回目のレッスンである程度コミュニケーションを取れば、何をやりたいのかはなんとなくわかる。
けっこうスクラッチを覚えたいという人は多いですけど。
ただ覚えてからどうしたいか、 “クラブで使いたいのか?” “バトルで使いたいのか?” によって教え方も全然違ってくるんで、やっぱり最初に聞いて本人たちの目指すところを手助けできるようにしたい。
技術的に同じことを教えることはあっても、同じところを目指すように教えることは絶対にしないです。練習量は個人差があって、練習時間を長く取れる人もいれば、仕事が忙しくてできない人もいるし。
あとちょっと特殊なパターンだと “DJを目指してないけど興味があるから習いに来てた人” もいましたね。僕のDJプレイに興味があってそれを知りたいというファンみたいな感じで。
そういう方には技術をがっつり教え込もうとはしないで、知識を思い切り教えてあげるんです。そうすると “DJを見てても何やってるかわからない” という人が来てもわかるようになる。
DJの方もちょっと試してみてできそうな技があったら覚えたいって人もいるけど、技術が上達しなくても、 “こういう風にDJはやってるんだよ” ってのを教えるとそれで楽しむことができるんですよね。人のプレイを見て “あのプレイはこういうことをしてこういう音が出てるんだ” とか。
オバラ:
そういう方が来るというのは意外です。
DJ IZOH:
ある程度の技術は身に付けてもらいますけどね。
オバラ:
ありがとうございます。
今後どんな方にスクールに来てもらいたいなどはありますか?
DJ IZOH:
ん-、バトル出身でDJスクールの講師をやっていく上で、やっぱ日本チャンピオンを育て上げたいというのはずーっと昔からあります。
まだ出てないんでね、日本チャンピオンは。DMCに出る生徒さんはいるけどチャンピオンにはなれてない。
まずは日本チャンピオンをがっつり狙える生徒さんを育て上げたいというのがありますね。一番はそこです、はい。
オバラ:
ありがとうございます。
現在、DJスクールで予定しているイベントなどはありますか?
ようすけ管理人:
IZOHはDJのワークショップが3月5日にあるね。前半二つはビギナークラスで後半はエキスパートクラス。先着で各4名の全12名。
あと今年はDJスクールの方をどんどんやっていこうと思っていて、IZOHの撮影もバンバン決まってて月に1回ペースでコンテンツを作っていくよ。
最後になりますが、DJ IZOHさんが思う「DJの魅力」をズバリお伺いしたいです。
DJ IZOH:
んー、、DJの魅力ってものすごく色々あって、DJとしては一般的に多いスタイルで “選曲で場の空気を作る魅力” がもちろんありますね。
あとは僕のやってきた “楽器のように扱うターンテーブリズムという世界” 。
これもまあ奥が深いというか幅が広いというか、バンドの中に入ることも出来るし、一人でショーをやることもできる。楽器として曲に参加することもできるという。
なんて言うんでしょうね、単に楽器っていうのとは違った魅力がある。ちょっとフワッとした感じなんですけど、特殊な魅力があると思う。
そもそも楽器じゃないものを楽器のように扱うっていうのがターンテーブリズムの魅力。
ターンテーブルもCDJもコントローラーにしても基本的にただの音源再生装置ですからね。それを操って”音楽を奏でる” “選曲とミックスで空気を作る”とか、
まぁ、、なんだろうな。楽器じゃないもので音楽を奏でるっていうところに魅力がありますね。ちょっと表現が難しいんですけどね、DJってのは。
オバラ:
バトルだけではなく、クラブプレイやライブなど様々なことに挑戦し続けているDJ IZOHさんならではのお話しが聞けました。ありがとうございました。
RELOOP SPIN のご紹介!
インタビュー当日は、持ち運びに最適でカスタム全部入りのターンテーブル【SPIN】を持参してDJ IZOHさんにお試しいただきました!
その様子はOTAIRECORD様のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。世界チャンプが奏でるスクラッチをぜひご堪能ください!
■OTAIRECORD MUSIC SCHOOLの詳細はこちら
https://www.otaiweb.com/school/
■DJ IZOHさんのクラスの詳細はこちら
https://www.otaiweb.com/school/izoh1/