(2014/12/04)
前回Studiologic期待の新製品「NUMA Organ2」のビジュアルを中心にアップデートポイントをご紹介しました。
今回はNUMA Organ2のサウンド面をご紹介します。
音源のシステムは先代のNUMA Organと同じバーチャル・トーンホイール・モデリングを採用しております。
新しい点としては、7つのサウンドモデルを収録しているところです。
More than an organ
Using the reversed octave you can select one of the 7 different sound models between Tonewheel Organs, Electric Organs and Church diapason.
とあります。(Studiologic HPより引用)
それぞれのサウンドモデルが気になったので調べてみました。
1.教会にあるような、チャーチ・オルガンのサウンド。
2.イギリス製のトラジスタ・オルガン。
チープなサウンドが特徴的で、60、70年代のロックバンド等で使用されたあのモデル。
3.3分間クッキングのテーマでおなじみのあのサウンド。
4.イタリア製のトランジスタ・オルガン。
2のサウンドと似ていますが、こちらはのこぎり波を使ったサウンド。
5.某有名ロックバンドのキーボーディストも愛用したあのモデル。
ドライブを効かせたロックオルガンサウンドに最適。
6.7.のモデルと同じトーン・ジェネレーターを搭載しているモデルですが、アンプ回路の違いがあるので中低域のサウンドが豊かなのが特徴。
7.トーンホイール・オルガンといえば・・・有名なあの機種のサウンド。
7つのモデルをサンプリングではなくモデリングで搭載しているので、
ドローバー、ドライブ、キークリック、リーケージ等のパラメーターを変化させる事でさらに奥深くサウンドを作っていく事が可能です。
切り替え方は、サウンドボタン(画像の赤丸)を長押しし、プリセットキーの黒鍵(左から1〜7)で切り替えます。
初代NUMA Organは著名なジャズオルガニストのJoey de Francesco氏監修のサウンドになるため、NUMA Organ2には収録されておりません。
柔らかめのオールド・トーンホイール・オルガンのサウンドを求める方はこちらの方がしっくり来ると思います。
是非店頭でサウンドの違いをご体感いただければと思います。