(2014/05/02)
Mixcraftの映像編集機能をお伝えしている本連載。映像編としては、今回で5回目です。
前回は、テキストのアニメーションについて、説明を行いました。ビデオ・メニューより「移動するテキストを追加する」をクリックすれば、テキスト・クリップの長さに従って、テキストの移動速度が変化しました。
このテキスト・クリップを使用して作成したものが、以下の動画でしたね。
今回は、アニメーションとは異なる方法で、テキストに動きをつけてみたいと思います。
- クリップの整列方法
- 複数のテキスト・クリップの使い方
クリップの整列方法
Mixcraftでは、ビデオ・トラックであっても指定されたグリッドに対して、クリップのスナップは有効です。
上の画像でいうと、クリップをマウスで動かすと、8分音符ごとにクリップがピタッと吸着してくれます。
この機能のおかげで、楽曲のキメ部分などに、ビデオ・クリップやテキスト・クリップを正確に合わせることができます。
つまり、楽曲のキメ部分で、正確に映像に変化をつけることが簡単にできるというわけですね。
では、複数のクリップをある一定の間隔で、並べたいとします。
もちろん手動で可能な作業ですが、Mixcraftでは自動でクリップをグリッドに合わせてくれる便利な機能があります。
ビデオ・メニューより「クリップを合わせる」を選択してください。
すると、以下のウィンドウが表示されます。
ここでは、ビデオ・トラックのクリップに対し、クリップの長さ(長さ)、クリップを配置する場所(開始時間)、クリップの重なり具合(重複)をそれぞれ設定することができます。
また、ビデオ・トラックの全てのクリップに対して行うか、選択しているクリップだけに行うかの設定も可能です。(画像赤枠部分にて)
この機能を利用すると、以下のように複数のクリップが乱雑に並んでいたとしても
「クリップを合わせる」を実行することで
このように、1回の操作でクリップを整列させることができます。
複数のクリップを、ある一定間隔で整列させる場合はこの機能が重宝します。
今回はこの機能を使って、ルパン三世風のタイトル動画を作ってみました。
この動画コンテンツでは、以下のようにクリップとオーディオを正確に合わせています。
クリップの数が多くなればなるほど、「クリップを合わせる」機能の便利さを実感すると思います。
今回のまとめ
それでは、動画をご覧ください。
この連載を通して、様々な動画編集を行ってきましたが、音楽を作る楽しみとはまた違った楽しみがあるため、動画編集はとても楽しいです。
これまで動画編集などをやったことがない方でも、Mixcraftならとても簡単に行えるため、安心です。
ちょっとのアイディアで、様々な動画コンテンツを作れるため、みなさんもチャレンジしてみてください。
来週は、Mixcraft映像編の総まとめです!
それでは!
- 前回記事:映像編集編【Part.4】textのアニメーション
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