【連載】Mixcraft 6で音と映像をミックスVol.35!

Mixcraft Pro 6で映像をミックス ヘッダー

(2014/04/25)

Mixcraftの映像編集機能をお伝えしている映像編。

前回は、結婚式で流れることを想定したスライド・ショーで、Mixcraftのテキスト機能をご紹介しました。
Mixcraftは、テキスト・クリップとしてテキストを扱えるため、テキストの挿入場所なども簡単に設定可能です。
前回ご紹介したスライド・ショーでは、テキストの表示は固定でしたね。
今回は

  • テキストの編集機能
  • テキストのアニメーション機能

を使って映画のエンドロール風なビデオを作ってみましょう!

移動するテキストを追加する

動くテキストと聞いて、何を思い浮かべますか?
私は、映画のエンドロールが真っ先に思い浮かびました。
映画のエンドロールは、黒地のバックに白いテキストが下から上へ向かって、ゆっくり移動していきますね。
Mixcraftの「移動するテキスト」を使えば、映画のエンドロール風なビデオは簡単に作成できます。ちょっとやってみましょう。

ビデオ・トラックを挿入し、ビデオ・メニューから「移動するテキストを追加する」をクリックします。

移動するテキストを追加

そうすると、テキストの編集ウィンドウが表示されます。

編集ウィンドウ

この編集ウィンドウは、前回ご紹介した編集ウィンドウとほぼ同じです。
異なる点として、入力したテキストは下から上へ移動していきます。

また、テキスト・クリップの長さによって、テキストの移動速度が変化します。

timeline

テキスト・クリップの長さが短ければ、テキストは早く移動し、クリップが長ければ、テキストはゆっくりと移動します。

これらのポイントを押さえれば、もうエンドロールが作れます。

私もちょっとしたエンドロールを作ってみました。ご覧ください。

テキストにアニメーションをつける

テキストにアニメーションをつける方法は、「移動するテキスト」だけではありません。
ビデオ・メニューより「テキストを追加する」をクリックし、テキストの編集ウィンドウを表示します。
ここで動作タブをクリックします。

編集ウィンドウ4

前回ご紹介したテキストでも、この動作タブで設定を行うことで、テキストにアニメーションをつけることができます。
アニメーションの種類は「移動」、「表示」と2種類あり、それぞれのアニメーションの向きを「方向」で設定します。

編集ウィンドウ5

また、テキストで忘れてはならない機能として、マスクがあります。
マスクとは、画像の切り取りを行う機能です。
ここでは、入力したテキスト以外の部分を切り取ります。

編集ウィンドウ6

今回のまとめ

それでは、テキストのアニメーションとマスクを使って、簡単な動画を作成しました。ご覧ください。

今回ご紹介したテキストのアニメーションは、ミュージックビデオのクレジットや歌詞の表示などに活用できます。

また現在は、せっかく曲を作っても、なかなか聴いてもらうチャンスが少なくなってきています。それは、あまりにも多くの人が曲をネットで公開しているためです。

例えばYoutubeに曲をアップした際、ただ楽曲だけ流れるのでは味けないですよね。何かしらの映像がついていた方が、強く印象に残ると思います。
「映像をつける」と考えると身構えてしまいますが、前回ご紹介したような、写真を使ったスライド・ショーにテキストをつけるだけでも、きちっとした動画が作成できます。

これらは、Mixcraftを使えば簡単にできてしまうので、みなさんチャレンジしてみてください。

それでは!