(2014/04/18)
映像編に突入してはや3回目になる本連載。
今回は
- テキストの追加方法
- ビデオ・クリップ、テキスト・クリップを使ったスライド・ショーの作成方法をお送りしたいと思います。
前回は、動画にエフェクトをかけたところで、終わりました。少しおさらいしてみましょう。
ビデオ・トラックの利点を考えてみる
Mixcraftでは、オートメーション・レーンにオートメーションを書くことで、動画にエフェクトを書くことができましたね。
また、ビデオ・トラックはオーディオ・トラックやバーチャル・インストゥルメント・トラックと同じ画面で表示されています。
ということは、楽曲のキメ部分や特徴的なフレーズを目で確認でき、それらに合わせてビデオ・エフェクトのかかり具合を合わせられますね。
また、グリッドのスナップ設定は、ビデオ・トラックのオートメーションにも適用されます。
そのため、ビデオ・エフェクトのかかり具合を、楽曲の展開にピタッと合わせることができます。
静止画ファイルの調達について
Mixcraft映像編 Part 1で作成したイメージ・ビデオについて、「あの桜の写真は実際に撮影したものですか?」とお問い合わせがありました。
あれらの写真は、実は著作権フリーの写真をダウンロードしたものです。
みなさん、「映像を作ろう!」と思い立ったとき、ネックになってくるのが「映像素材の調達」かと思います。
映像を1から作るのは大変なので、できれば映像素材を組み合わせたり、エフェクトをかけたりして、簡単に、なおかつかっこいいものが作りたいですよね。
Part 1で使用した桜の静止画ファイルは、写真ACというサイトからダウンロードしたものです。
写真AC
写真ACの利点は、人物、生き物、植物、町並みといった様々な写真を無料で利用できるところです。
また、商用利用も可能でクレジット表記も不要ときています。
つまり、「広告なんかにも使っていいし、(写真ACの写真を使っています)といった表示も書かなくていいよ」っていうことです。
※2014年4月18日現在。詳細は、写真ACウェブページにてご確認ください。
「写真が切り替わるようなイメージ・ビデオを作りたい」といった際は、参考にしてみてください。
映像にテキストを追加する!
次に、Mixcraftのビデオ編集機能の特徴の「テキスト」について解説します。
このテキストを使えば、ビデオ・ファイルにタイトルや歌詞、クレジットなどを追加できます。
テキストの追加方法は非常に簡単!
ビデオ・メニューから「テキストを追加する」をクリックすると、
テキストの編集ウィンドウが表示されます。
テキストの設定は、このテキストの編集ウィンドウで行います。
今回は「結婚式のスライド・ショーを作成する」という設定で、スライド・ショーにテキストをつけてみましょう!
Mixcraftで結婚式のスライド・ショーを作るとしたら
今回作成したスライド・ショーで使用したタブは、不透明度タブとフェードタブです。
不透明度タブでは、テキストの色や透明度、背景色などを設定します。
続いてフェードタブですが、テキスト・クリップのフェードイン、フェードアウトを有効にしたり、フェードの長さの設定を行います。
ちなみに1000ミリ秒=1秒です。
そして、テキストの編集の画面左側は、どのタブを選択しても同じ画面が表示されます。
ここで、実際にテキストの入力や、フォントなどが設定可能です。
先ほど、テキスト・クリップという言葉を使いましたが、テキストの編集ウィンドウで作成したテキストは、サブ・トラックにテキスト・クリップとして表示されます。
このテキスト・クリップとビデオ・クリップの並べる順番を調整したり、各クリップの長さを調整したりして、スライド・ショーを作成していきます。
なお、クリップの長さ調整は、クリップの端にマウスのカーソルを合わせて、左右にドラッグするだけです。
今回のまとめ
それでは、完成したスライド・ショーをご覧ください。
こういった結婚式のスライド・ショーも、Mixcraftにかかればあっという間です。
もちろんBGMも、Mixcraftのライブラリーから作曲しました。
ビデオも作って、そのBGMも作曲したとなれば、気持ちのこもったビデオになりそうですね。
みなさんも、是非チャレンジしてみてください。
次回は、このテキストに動きをつけてみましょう!
それでは!