前回KR-Fatter STRの概要を解説を行いました。
KR-Fatter STRはKR-Fatter STRはピッチ、STR color、LFO、フェーズ、EQ、ディレイ、パンニングなどの機能を使用してインプット信号をファットにしたり艶やかにしたりと説明しましたが、今回は各エフェクトの詳細を紹介したいと思います。
KR-Fatter STRのエフェクト各種
前回紹介した通り、KR-Fatter STRは最大4チャンネルを選択して表示を切り替えて、各エフェクトのタイトルをクリックすることで個別にOn/Offを切り替えて使用します。
早速詳細を見てみましょう。
Channel
Delay:チャンネルごとのディレイを設定。設定範囲は1.0msから101msまで。
Balance:チャンネルのパンを設定。0%でセンター、-100%でL、100%でR。
Gain:チャンネルごとのゲインを設定。
STR Color
Shape:STRトランスフォームフィルターのシェイプを101アルゴリズムから選択。
Freq:STR Colorの周波数を設定。
Depth:STR Colorのかかり具合の深さを設定
Modulation
Freq:LFOモジュレーションの周波数を設定。
Amount:モジュレーションの適用量を設定。
Phase
Rate:インプットフェーズのレートを設定。
Amount:フェーズバリエーションの適用量を設定。
Amplifier
Rate:設定した周波数で音量的な揺らぎを作り出す。
Amount:揺らぎの適用量を設定。
Pitch Shift
Pitch:チャンネルのピッチを設定。設定範囲はセミトーン単位で-12.00から0まで。
Pitch Fine:ファインチューンを設定。設定範囲は-1セミトーンから+1セミトーン。
Pitch Var
Rate:設定した周波数でピッチの揺らぎを作り出す。
Amount:揺らぎの適用量を設定。
EQ
High Freq:ハイシェルフの周波数を設定。
HF Gain:ハイシェルフのゲインを設定。
Low Freq:ローシェルフの周波数を設定。
LF Gain:ローシェルフのゲインを設定。
KR-Fatter STRはこれらのエフェクトを使用してインプットオーディオの信号を加工します。
最大4チャンネルのディレイやパンを少しずつずらして音の壁を作ったり、ディレイ1音1音のサウンドを作りこんだり、様々な使用方法が考えられます。
デモサウンドとデモバージョンはKR-Fatter STRの製品ページに用意しています。
前回の記事と合わせてご参照いただき、まずはデモバージョンを試してみてください。
それでは今回はここまで。
また次回。