Studiologicの新しいステージピアノが、いよいよ国内発売間近!
2年ぶりのNAMM SHOWが開催されまして、弊社取り扱いブランドも続々新製品が発表されています。
Studiologicからも久しぶりの新機種「Numa X Piano」が展示されていました。
弊社WEBページでも製品情報が公開され国内発売のアナウンスがありましたので、ご存じの方も多いかと思いますが、ここでは本シリーズの概要を簡単に紹介したいと思います。
ラインナップ
Numa X Piano GT:
木製ハイブリッドハンマーアクションキーボード「TP/400 WOOD」を搭載したフラッグシップモデル
Numa X Piano 88:
新開発の軽量ハンマーアクションキーボード「TP/110」を搭載したモデル
Numa X Piano 73:
73鍵の「TP/110」を搭載した、可搬性に優れたコンパクトモデル
の3モデルになります。
新開発のキーボード
Numa X Piano GTに搭載されている「TP/400 WOOD」は、Dexibellステージピアノのフラッグシップモデルの「VIVO S9」にも採用されているFatarハンマーアクションキーボードのトップクラスの鍵盤になります。
アコースティックピアノの鍵盤の重量バランスの研究を重ねることでより演奏感を向上させ、鍵盤サイドの木材は長期間使用でも安定したコンディションを維持できるよう、材質・形状・厚さの試作を重ねたFatar渾身のモデルです。
さらにNuma X Piano GTはエスケープメント付きになるのでよりピアノの演奏に特化したキーボードを搭載しています。
エスケープメントとは
アコースティック・ピアノの鍵盤は鍵盤を押し下げるとアクションのハンマーが弦を叩くことで音が鳴ります。
鍵盤を押すとハンマーが一緒に動いているのですが、弦を叩く少し前に鍵盤から離れることで弦を叩く構造になっているため、鍵盤を下まで押し切る少し前にハンマーが離れるためタッチが軽くなります。
これを再現した機構をエスケープメントと呼んでいます。
Numa X Piano 88、73に搭載されている「TP/110」はSL88/73 Studioや海外系メーカーのステージピアノが多く採用するベストセラー鍵盤「TP/100 LR」をさらに改良した、可搬性を重視した軽量設計の次世代鍵盤になります。
新しいユーザーインターフェース
MIDIコントローラーのSLシリーズに似た操作性を重視したデザインですが、パート毎にLEDの色が割り振られており、色で今どのパートをエディット・操作しているのか即座にわかる新しいインターフェース (UXロジック)を採用。
ディスプレイ左側はパート・音色のエディットに使用するノブ・ボタンがレイアウトされ右側は音色のカテゴリー選択、エフェクト類がレイアウトされています。
音源も新設計
Acoustic Modeling、Electric Modelingからなる物理モデリングとデジタルサンプリングを融合した新しい音源となっております。
名前の通り、Acoustic Modelingはアコースティックピアノの残響・共鳴音をよりリアルに再現、Electric Modelingはエレクトリックピアノそのものをモデリングで再現することを可能にしています。
Studiologicでは初の独立した4パートの音源となっていまして、レイヤー・スプリットを4つの音色で組むことが出来ます。
同時発音数は300音、これだけあれば4パートをフルに使った音色でも音切れの心配はなさそうです。
音源でのモデリング技術をエフェクトにも搭載され、オリジナルモデルをモデリングすることによって作られたエフェクトを含む高品位なエフェクターを搭載しています。
スタロジ <Studiologic> と言えば
Numa Compact 2もそうですが、Studiologic製品はサイドパネルにStudiologicマークの加飾があるのでステージに置いたとき、横から見てすぐにStudiologicのキーボードだとわかります。
フラッグシップのNuma X Piano GTは本物の木材を削り出した高級感のあるサイドパネルです。
リアパネル
外部接続端子がずらりと並んでいます、各端子に対応しているイラストがあるので分かりやすいですね。
ペダル系はスイッチ式のペダルまたはエクスプレッションペダルが接続できる端子が3つあります。
内1つは専用3ペダル「SLP3-D」にも対応している端子になります。
オーディオIN、OUTとヘッドフォン、MIDI、USBと並んでいます。
オーディオINの数がやけに多いと思ったら、Numa X Pianoには4CHのデジタルミキサーが搭載されています。
モードが3種類ありますので使い方次第で切り替えることが出来ます。
- モノラル4CH
- ステレオ1CH & モノラル2CH
- ステレオ2CH
外部音源を接続してもいいですし、マイク入力にも対応しているので弾き語りをされる方にも便利に使えそうですね。
音源や各種機能を順次掘り下げてご紹介していきます。
それではまた次回。
番外編:こんなところにもStudiologicのロゴが!