いよいよ夏!って感じですね。
今年も暑くなるようですが、今のところ風が涼しめなのでまだ過ごしやすいですね。これ以上暑くなったら外に出るのに危険を感じるようになるでしょう。
最近、ディリゲントさんでセールをやっていたので、安くなっていたMonkey Bananaのスピーカーを買っちゃいました。
今使っているスピーカーに大きな不満があるわけではないのですが、気分も変えたいし安くなってるしいい機会かなぁと思ったことと、気に入ったものと新しいものの二通り持っていた方がいいかなぁという視点で買いました。
前回までの
前回はプリセットの活用法と保存方法についてお伝えしました。
即戦力のプリセットは音作りの出発点として積極的に使っていくのはいいことだと思いますし、それを元にしてオリジナルプリセットを作っておくのもいいですね。
そして今回は、先週公開されたGregoryさんのインタビュー内にあったスロープ変更について紹介していこうと思います。
スロープとは?
スロープとは斜面、傾斜のことです。
イコライザーで言えば持ち上げたり、抑えたりした中心周波数とそうでないところの差をどういうカーブにするかということになります。数値が高ければ急なスロープで、低ければ緩やかなスロープになります。
ローカットを例に示してみます。まずはバイパス。
スロープが12dB/octだとこんな感じです。
ローを切ってしまったので、少し軽めの音になりましたね。
24dB/octではこうなります。
音の軽さを通り越して少し頼りない気もしますね。
ということで数値が増えていくほどスロープが急になっていきます。
ちなみにブリックウォールというとこんな感じでその名の通り壁のようなスロープからこのような名がつきました。
新機能ではこうなった
スロープってほとんどのEQでは選択方式を採用しています。が、しかしPro-Q 4ではこのスロープを微調整することができます。
先ほど選択した24dBとそのすぐとなりの18dBの間っていうと…21dBか。
ちょっとやってみましょう。
スロープの選択欄にある24dBを掴んで…少しずつ下にドラッグしてみてください。すると0.1刻みでスロープが設定できるではありませんか!
インタビューの中でGregory氏は、「アナログっぽい感じ…」っていっていましたけど、デジタル然としたカチっと綺麗に並んでいるのとは違うフィーリングを感じたんでしょうね。
確かに聞いた感じもその前後の値では得られなかったちょうど良さを感じます。
すべての音に対して最善の結果が得られるとは思いませんが、EQしてて「なんかちょっと微妙だな…」と思うときに試してみるのはいいと思います。
覚えておいてくださいね!