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【連載】強烈ディストーションシンセRAW!!vol.8

(2015/05/27)

前回RAWのシンプルなアルペジエイターについてお送りしました。
アルペジエイターはコードをアルペジオ化したり、単音に音階を与えてフレーズ化したり、リズムを与えたりしましたね。

使用する場面は選びますが、あると便利な場面も多い機能のひとつです。

今回はアルペジエイターと一緒に覚えておきたい、似ているような似ていないような機能を紹介したいと思います。

その名はGATER。

単調なフレーズをこねくりまわす

RAWの画面左下にはボタンで切り替えて使用するマルチスクリーンがありますが、この中のFX Aボタンをクリックすると、CHORUS & MOREとGATER(ゲーター)の2つのエフェクトが表示されます。

img_distraw-8_01

GATERはアルペジエイターからリズムを与える部分だけを抜き出したような機能で、正確にはサウンドが通るゲート(門)を開いたり閉じたりするものです。

なので、白玉弾きっぱなしでガシガシゲートを閉じて動きを出したりするという使い方が一般的でしょうか。

機能自体はシンプルなもので、以下のようになっています。

  • LENGTH:1から16ステップの間で選択化
  • SPEED:LENGTHで選択したステップのスピードを設定
  • MODE:Mono/Polyを設定。
  • POSITION:GATERをディレイの前に掛けるかリバーブの後に掛けるかを設定
  • MIX:元のサウンドとGATER後のサウンドのミックスの割合
  • SMOOTH:ゲートを閉じた時のスムース度。ADSRのRのようなもの
  • SWING:スウィング(シャッフル)具合を調整

右側のレベルメーターのようなものがゲートで、上段がL、下段がR。
消灯しているステップはゲートが閉じているので音が出ない。
各ステップはSPEEDが1/1の時1/16ノートの長さで、SPEEDを1/2にすると1/32ノートの長さというように変化する。

実際にどのような効果があるのか使ってみた動画を作成しました。

いかがでしょうか。
操作もシンプルでできることもシンプルですが、以外と活躍する場のある機能なので、今まで使用していなかったという人も試しに使ってみてください。

それではまた次回!!

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