【Sugar Bytesインタビュー】Albino Sound

クラウトロック、実験音楽から現代のベースミュージック、エレクトロニカまでに根を張り、電子音楽の新たな才能として注目を集めるAlbino Soundがデビューアルバム『Cloud Sports』をリリースしました。同時に公開されたRed Bull Studios セッションMV第2弾をご覧ください。

前回のRed Bull Studios セッションMV第1弾『Culture,Over again』のライブ映像ではエフェクトのルーティンをSugar Bytes:Turnadoで組んだと語ってくれたAlbino Sound 梅谷氏。

MV第2弾【Library】は元々ファッションの広告映像用に仕事で作った音楽から出来上がったんですよ。このMVのディレクションをしているYusuke Ishidaさんとの関係性がこの曲がアルバムの中でも一番強く出ていて、映像と音楽の相互作用を意識して作っています。最初にもらった映像の方も3パートに分かれて展開していて、それに合わせたので、いわゆるクラブトラックの展開ではないですね。ソングとクラブトラックの中間ってのを意識して作りました。
いわゆるフロアに向けてというのは想定していなくて、アルバムの1ピースとしてリスナーが聞くと想定していたので、ちゃんと自分の世界観を提示して個性を出そうと思って。自分が元々イメージしていたビジュアルやドラムをダンスミュージックという定義、フォーマットに落とし込んだものです。

それぞれの素材の音作りは、ギターを弾いてハイハットの音に加工したりしています。ギターリグを通して録った音にフィルターやリバーブをかけて倍音とか足してみたり、シンセを録った時のホワイトノイズにフィルターをかけたものをフレーズにかぶせて音間隔を埋めていたりだとかそういった実験的な音作りをしているので、Sugar Bytesのランダマイズ機能はそういった偶発的な音作りに役立ちますね。


Albino Sound(アルビノ・サウンド)はプロデューサー兼マルチ・プレイヤー梅谷裕貴(ウメタニ・ヒロタカ)のソロ名義。
いままでに世界の第一線で活躍するアーティストをその卒業生に名を連ねるレッドブル・ミュージック・アカデミーが世界中から集まった応募者たちの中から選び抜いた日本人アーティスト。その活動は多岐にわたり、TAICO CLUBやRAINBOW DISCO CLUBへの出演の他、ウェブサイトTheDayMag.jp の制作した短編ドキュメンタリー・シリーズのサウンドトラックなどの提供を行っている。

また後日Albino Soundさん、アルバムリリース記念インタビュー全編をお届けします、お楽しみに!