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オーディオをチョップしてループを細かくエディット?そんなのI WISHにおまかせ後編

発売から数週間、徐々にユーザーを増やしているI WISHなのですが、『シンセサイザーでもありエフェクトでもある』という点で少し戸惑う場合があるようです。

決まった使い方の定まっていない自由なプラグインなので、I WISHに何を求めるか?というと人それぞれびっくりするほど様々ですが、これまでいただいたお問合せ内容からはI WISHにMIDIノートを入力した際に出力されるオーディオがシンセサイズされてしまって、デモビデオで良く見られるようなボーカル等の元素材を活かしたフレーズが出せない!という意見が多い印象です。

I WISHの基本的な前提として、MIDIノートを入力した時に、そのノートが高ければ高いほどループサイズは短くなり、逆にMIDIノートが低いほどループ範囲が広くなります。

ループサイズが短くなるとシンセサイズされて演奏することができるようになるのですが、MIDIノートが高過ぎれば当然素材感は薄れていきます。

何件か同様のお問合せをいただいたので、判りやすそうな例を作ってみました。
ボーカル素材にI WISHを使用して、ボーカルのフレーズと同じMIDIフレーズをA4付近で入力した場合と、A-2付近で入力した場合の違いを聴いてみてください。

いかがでしょうか。
A4付近ではループサイズが短いため、元のオーディオがシンセサイズされて演奏しているように聴こえるのに対して、A-2付近ではループサイズが長いので元のサンプルの特徴が色濃く出ているのが確認できると思います。

この辺りはいろいろ試して感覚を探ってみてください!

I WISH日本語解説動画

前編で機能についての解説を行ないました。
LFOやエンベロープは時間軸に沿ってピッチに変化を与えることができるので、I WISHの設定は変えずに入力するMIDIノートの長さによって表現に変化をつけたり、逆にLFOのレートをMIDIコントローラにアサインして大胆にコントロールしたり、メニューはシンプルながら表現のバリエーションはとても広く頼もしいプラグインだと思います。

I WISHはInfected Mushroomによるチュートリアルや、POLYVERSE社による解説など、映像とサウンドを見ているだけでも判りやすいものが多いですが、日本語での判りやすい解説動画もありますのでご紹介します。

主にDTM関連のオンラインレッスンを行なっているSleepfreaks制作の動画なのですが、とても判りやすく解説していただいているので、是非ご参照ください。