Bitwig Studio 4.4がリリースされました。
以前のバージョンは、以下のページからダウンロードできます。
https://www.bitwig.com/en/previous_releases.html
システム要件
- Windows:Windows 7 〜 11(すべて64bit)
- Mac:macOS 10.14(”Mojave”)以上(macOS 12 Monterey対応)
- Linux:Flatpak がインストールされた最新のディストリビューション、またはUbuntu 20.04以上
- CPU:SSE4.1対応のCPU、64-bit Intel または Apple Silicon CPU
Bitwig Studio 4.4 [2022年10月5日リリース]
新しいSPECTRAL SUITE(スペクトラル・スイート)が統合
- 4つの新しいオーディオFXとサウンドコンテンツのパッケージであるSpectral SuiteがBitwig Studioに統合
- 4つの新しいオーディオFX「Freq Split」「Loud Split」「Harmonic Split「Transient Split」は、Spectralカテゴリー内に配置
- Spectralデバイスはどのような働きをするのか?
- これらのオーディオFXは周波数領域のデバイスで、入力された音を何百ものパーツに分離して分析
- 周波数領域では、音の各瞬間は単純に大きいか小さいかではなく、常に大きい周波数と小さい周波数が存在
- そこでBitwig Studioが計算を行い、デバイスの指標に基づいて、ミキシングやプラグインフレンドリーなコントロールを容易にするため、関連する信号を「チャンネル」にグループ化
- これらのデバイスは、チャンネルコントロール(ゲインやパンニング)を動かしたり、プラグインを挿入するまでは、原音を再構築する「コンテナー」
- オーディオのパラメータを調整すればするほど、デバイスがより明確に
- 4つのデバイスは、各チャンネルごとに同じ構造を持つ:
- ゲインコントロール(標準的な音量範囲)
- ステレオ配置のためのパンニングコントロール
- オン(またはアクティブ)スイッチ(ゲインノブの下にスピーカーのアイコンで表示):チャンネルを無効化する場合に使用
- ソロコントロール(ゲインノブの左にある「S」ボタン):1度に1つのチャンネルを試聴
- デバイスチェーン:このチャンネルのオーディオを、任意のBitwigデバイスまたはVST/CLAPプラグインで処理
- これらのデバイスのすべてのネストされたデバイスチェーンと同様に、デバイスに到達する音はここで利用可能(エンベロープトリガーやフェイズリセットなど、適切と思われるものであれば何でも利用可能)
- 4つのデバイスは、同じ出力セクションを共有:
- プリFXチェーン:入力されたオーディオをスペクトル分析にかける前に処理する(CompressorやDynamicsで信号を引き締めるなど)
- ポストFXチェーン:オーディオチャンネルの合計を処理し、フル出力のバランスをとるためのEQ+や、お気に入りのプラグインなどを使用可能
- ミックスコントロール:ドライな入力信号と最終的に処理された信号(チャンネルとポストFXチェーンから来る)をブレンド
- Freq Split、Loud Split、Harmonic Splitはすべて同様のビジュアライゼーションを使用し、2つのモードを持つSpectrum Display Inspectorパラメーターを共有:
- Preは、分析データを表示し(ゲインやオーディオプラグインなどのチャンネルコントロールによるオーディオ処理は表示しない)、スプリットを調整
- Postは、各チャンネルの出力オーディオを表示し、後処理を行う
新機能
- Bitwig Studio v4.3の日本語マニュアルが追加
- デバイスのコンテキストメニューは、デバイス固有の項目がリストの一番上に来るように再編成(例えば、Spectralデバイスの3つのSpectrum Displays設定など)