(2015/11/24)
今月20日にBITWIG STUDIO 1.3.3がリリースされています。
その2日前の18日に1.3.2がリリースされましたが、直後にいくつか追加修正がおこなわれた、という状況ですね。
1.3.3はほぼ修正のみですが、1.3.2では若干機能が追加されています。
今回は追加された新機能について紹介したいと思います。
■ 記事一覧/もくじ:BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!
LFO MODにランダム・スムーズ
BITWIG STUDIOの面白さに、デバイスを組み合わせて自分で新しいエフェクトを作る的な部分があると思います。
新しいエフェクトを作るというと少し大袈裟ですが、Audio、LFO、Note、Stepの4種類のモジュレータとエフェクトを組み合わせて、思い通りに、またはランダムに動作させるというのが手軽で面白いです。
その中で、今回1.3.2アップデートでLFO MODのウェーブフォームにランダム・スムーズというフォームが追加されました。
これまでもランダムはありましたが、完全にカクカクさせるのみのものでした。
LFO ランダム(LFO1側)
今回追加されたランダム・スムーズは、ランダムのカクカクを滑らかに繋いだように波形を生成します。
LFO ランダム・スムーズ(LFO1側)
これは使用するエフェクトによっては面白い効果が期待できる新機能だと思いますが、ここではランダムとランダム・スムーズの違いが判りやすいように、フィルターを掛けてそれぞれの違いを確認してみたいと思います。
どうでしょう?
それぞれの違いは伝わったでしょうか。
LFO遅めでパンを振って泳がせてみたり、フランジャーのTimeをランダムに振り回して大変なことにしたりしても面白いかも知れない。
いろんなアイディアを試してみてくださいね!
ミキサーに良い感じの機能が追加!
BITWIG STUDIOで3rdパーティ製のプラグインを使用する場合、デバイス側では各機能がリスト化されて、GUIの表示非表示はデバイス側のアイコンをクリックして切り替えます。
画像赤枠部分のアイコンです。
慣れると大した手間ではないのですが、その時々の作業内容によってはデバイスパネルを表示していなかったりもするので、デバイスパネルを表示してGUIの表示切り替えアイコンをクリックするとなると、ちょっと面倒だったりもします。
そこで、今回追加された機能と一緒に紹介しておきたい内容が、ミキサーにあります。
メインパネルをMIXに変更して各チャンネルを見ると、使用されているデバイスが表示されているブロックがあります。
LFO MODやObscurium、Drum Machineなどが表示されている場所ですね。
このブロックじたいは以前からありましたし、デバイスの追加や削除もここから行なえたのですが、今回デバイスの名称左に黄色のボタンが追加されています。
このボタンを押すことで、デバイスの電源をOn/Offできるようになったので、ミックスをしながらエフェクトをバイパスしてモニタリングして、もう一度エフェクトを通して…というような作業がとてもしやすくなったのです。これ便利。
もうひとつ、同じ場所でデバイス名称の右端にカーソルを合わせると、デバイスの表示切り替えのアイコンがピコっと出てきます。
この2つの機能を組み合わせることでミックス中のエフェクトのバイパスやGUIを表示して微調整などの操作がとても楽に行なえるようになったのです。
これはかなり実用的なアップデートだと思いますので、是非活用してくださいね。
といったところで、引き続きBITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!