(2014/07/15)
前回Default Launch QuantizationのとLaunch Qの個別設定でクリップランチャーを良い感じに使う方法についてお伝えしました。
クリップランチャーはアイディア次第でいろいろな使用方法が考えられますが、やはりイメージ的にもループベースの作曲やパフォーマンスがパッと浮かぶのではないかと思います。
ループはシンクがしっかりできていないと割とだいなしになりがちなので、クオンタイズ設定はしっかりしておきたいですね。
今回はクリップランチャーの使用方法として、クリップをトリガーしたあとループ以外の動作を行う設定についてお伝えします。
Next Actionでクリップの動作を制御
クリップランチャーパネル内の任意のクリップを選択した状態でインスペクターパネルを見ると、前回のLaunch Q.の項目のすぐ下にNext Actionというメニューがあります。
Next ActionはDoとafterの組み合わせで設定を行います。
afterで設定した時間が経過したら、Doで選択した動作を行うというものです。
設定可能なDoは10種類です。
それぞれの効果は以下の通り。
- Stop : 停止します
- Return to Arrangement : アレンジャータイムラインに戻ります
- Return to Last Cip : 直前にプレイしていたクリップに戻ります
- Play Next : 次のクリップをトリガーします
- Play Previous : 前のクリップをトリガーします
- Play First : トラックの初めのクリップをトリガーします
- Play Last : トラックの最後のクリップをトリガーします
- Play Random : トラック内のクリップをランダムでトリガーします
- Play Other : Randomと同じ動作ですが、設定を行ったクリップはトリガーしません
- Round-Robin : クリップを順番に発音します。最後のクリップの場合は再生後先頭のクリップに戻ります
基本的にはクリップランチャーのクリップをトリガーすると、同じトラックの別のクリップをトリガーするか、ソングを停止するまで同じクリップをループ再生し続けますが、Next Actionを設定することで複数のクリップの連なりを作ることができます。
また、クリップランチャー最上部のSceneをクリック/選択した状態でNext Actionを設定すると、シーン単位でのアクション設定を行うことも可能です。
アレンジのパターンを試してみる時などには重宝する機能も多いのでいろいろ試してみてください。
それぞれの機能を設定した動画を用意したので合わせてごらんください。
各機能はafterで時間設定を行わない限り動作しません。
この点に注意しつつ良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!
- 次回記事:
大変だっ!EQがないっ!